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表現力が身につく短歌勉強会

第1回岐阜女子大学短歌コンテストにおいて「愛」という題で、学内51作品の応募があり、沖縄県出身の1年生が最優秀歌を受賞しました。

最優秀歌】沖縄は春秋の無く紅葉なし鮮やかな木々を仰ぐ学び舎に   
波平(初等教育学専攻1年)
【講評】郷里の沖縄の常夏に近い暮らしから、初めての岐阜の秋の陽を浴び、季節の情景を感じ取っているその感性、山に雪の降るのをいかほどに感じ取られるのかと、うれしくなる歌である。「春秋のなく紅葉なし」と季節が無いし、まして美しい紅葉など見たこともない」に感慨が伝わる。

優秀歌】さくさくと落葉を鳴らす我が道に高々かおるきんもくせいは   松野(初等教育学専攻3年)
【講評】落葉を踏みながら、うつむきがちに歩いていたのだろう。すると、そこにキンモクセイの独特の香り、上から降ってくるように自分を包み込んだ。
うつむいていた顔を上げて、キンモクセイが意外に高いところに咲いている、言い換えれば詠者がずっと下を見ていたことに気づき、詠んだ歌だろう。顔を上げたときの詠者の微笑みが目に浮かぶ。視点の移動が素晴らしい。

優秀歌】車窓から見えるは山々奥も山 山包み込む我が街愛(いと)し   神田(国語教育コース1年)
【講評】電車に乗って、その窓からあらためて見わたせば、「我が街」は幾重にもたたなわる山に囲まれている。「車窓から」いつもとは違う眺望で、深い山に囲まれている「我が街」に驚きつつ、それこそが私の住む街で、だからこそいとおしいのだと詠んでいる。いつもとは違う視点からの発見があり、「我が街」への「愛」が詠われ、しかも山々に囲まれた「我が街」の情景がきちんと描けている。

 短歌の勉強会(茶話会)を12月20日に行いました。まず第1回 大学短歌コンクールの上位作品から佳作まで10作品ほどを上の内容のように先生が講評し、今回第2回コンクールの題『夢』をテーマに学生たちが作品を作りました。学生は日頃から「5,7,5,7,7」を考えていたのか、コツをつかんだのか勉強会で歌を作るスピードが速くなりました。
 また、年明けには初の「歌会」を行う予定です。

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