教員情報

学部・学科文化創造学部 文化創造学科
職種教授 【学士】
氏名(カナ)イノウエ トオル
氏名(漢字)井上 透

研究分野

教育情報 博物館学

研究テーマ

博物館デジタルアーカイブ

研究実績一覧

論文・資料作品等

表題単・
共著
刊行概要関連授業科目
伝承者・技能保持者が主体となった内発的デジタルアーカイブ開発 単著 岐阜女子大学デジタルアーカイブ研究所テクニカルレポートVol.3No.1(H29年3月)p.2 デジタルアーカイブ開発は,有形・無形の文化財や文化財保存技術,企業の生産物,生産技術などにあっては,研究者,博物館学芸員,図書館司書,映像制作会社など第3者による開発と公開を中心としたものであった。伝承者・技能保持者が主体となった内発的デジタルアーカイブ開発について,岐阜女子大学大学院を修了し,同時に上級デジタルアーキビストを取得された3人を紹介し,知識基盤社会への貢献の可能性を提案した。 デジタルアーカイブⅡ,伝統文化特講
レジリエンスに資するデジタルアーカイブ 単著 岐阜女子大学文化情報研究Vol.18-2(H29年3月)pp.24-29 レジリエンス,社会の災害や事故への耐久力・回復力,事業継続(Business Continuity Management=BCM)の強靭化には,デジタルアーカイブの活用が必要である。災害・事故や平常時の記録,証言・口承をオーラルヒストリーやエスノグラフィーによってデジタルアーカイブ化を行い,地域社会で活用する必要性を明らかにした。 デジタルアーカイブⅡ
デジタルアーカイブの対象としての証言・口承 単著 デジタルアーカイブ研究会,デジタルアーカイブ研究誌Vol.4 No.1(H29年3月)pp.6 文字化されることがなかった人々の時間軸による歴史的証言・オーラルヒストリーによる記録や,人々がある事象・事件に対して取った行動・心象を集団・多人数の同時性に着目した民族調査的なエスノグラフィーによる証言の記録と,宗教行事や民話,伝統的技術の口伝など口頭伝承された記録が行われている。デジタルアーカイブの対象として,証言・口承を加えた5つのメディアを情報源として把握し,より多面的な記録に着手することを提起した。 デジタルアーカイブⅡ,伝統文化特講,メディア論Ⅰ
社会教育施設におけるデジタルアーキビストの役割 単著 月刊社会教育9月号(H28年9月)pp.16-21 地域の文化資源をデジタルアーカイブ化により社会基盤化する能力を持つ社会教育施設の人材・デジタルアーキビストの育成が必要である。社会教育施設におけるデジタルアーキビストの活動は地域の「知識基盤社会」ナレッジベースの創出であり,地域創成の鍵となることを明らかにした。 デジタルアーカイブⅡ,社会教育研究課題
レジエレンス強化に資するデジタルアーカイブ活用 単著 日本教育情報学会第32回年会論文集(H28年8月)pp.134-137 社会のレジエレンス強化には,デジタルアーカイブの活用が必要である。平常時の映像・ドキュメント等業務上の記録が不正防止や災害発生後の復旧・事業再開に役立つこと、災害・事故や平常の記録,オーラルヒストリー等をデジタルアーカイブ化により保存し,地域社会で活用することが社会のレジエレンス強化に資することを明らかにした。 デジタルアーカイブⅡ
知の循環型社会における『知の増殖型サイクル』の活用 単著 岐阜女子大学デジタルアーカイブ研究所テクニカルレポートVol.2No.1(H28年6月)pp.55-58 デジタルアーカイブの開発・公開が進んでいる現在,「知識基盤社会」における「知の循環」を前提としたナレッジマネジメントの側面から,新しい活用モデルを検討する必要がある。岐阜女子大学の三宅茜巳らによって提唱された,知の循環型社会における「知の増殖型サイクル」は,活用の視点からデジタルアーカイブの開発・運用をポジショニングし,社会に貢献できる「知の拠点」の基本機能として検討した。 デジタルアーカイブⅡ,メディア論Ⅰ
デジタルアーカイブの新たな展開 単著 岐阜女子大学デジタルアーカイブ研究所年報2015(H28年4月)pp.1-4 デジタルアーカイブは文化遺産等を対象としデジタル化による保存活用が中心課題であった。これからは,企業,自治体の持つ調査統計データ,設計図,特許,計画地図,大量の実測データなどを新たな対象とし,蓄積・保存とオープンデータ化による活用など,ナレッジベースとしての新しいデジタルアーカイブ像を検討する必要性を明らかにした。 デジタルアーカイブⅡ
ジオパークを活用した教育事業の展開~ジオパーク事業の意義と今後の可能性を探る~ 共著 独立行政法人国立青少年教育振興機構(H28年3月)p.30 国立青少年教育施設のジオパークを活用した取り組みの事例とこれに参加した青少年にどのような力が身についたか,さらに、国立施設の取組をモデルとした公立施設や学校等での実践報告として取りまとめた。(共著者:高木秀雄、齋藤清一、渡邉寿敏他) 社会教育研究課題Ⅰ・Ⅱ
デジタルアーカイブの総合的な開発

単著 岐阜女子大学デジタルアーカイブ研究所年報(H27年4月)pp.91-96 利用者を意識し長期的視点に立ったデジタルアーカイブの総合的な開発プロセスを明らかにするため、開発計画、基礎調査、開発費算定、開発仕様書策定、同意形成、進捗管理等開発実践、評価の観点を具体的に明らかにした。 デジタルアーカイブⅡ
博物館の危機管理~博物館リスクマネジメントの現状~ 単著 岐阜女子大学文化情報研究Vol.17-2(H25年12月) 博物館総合調査によると,東日本大震災が発生して2年以上経過したにもかかわらず,地震対策は進んでいなかった。また,火災・地震を含めた総合防災マニュアルの整備も進んでいない。さらに,災害時の自治体や他館との連携協定締結が極めて少なく,専門的な対応が求められる博物館にとって課題といえる。 博物館経営論,博物館展示論,デジタルアーカイブ論
新聞・放送、デジタルアーカイブを用いたメディアミックスについて、-口承伝承・オーラルヒストリーのデジタルアーカイブ化の視点- 共著 日本工学会第31回全国大会講演論文集2015 名鉄路面電車の廃線時に現存する全線を車窓から撮影しデジタル化した。デジタルアーカイブの構築は、地域社会への情報提供において多様なメディアで利用できるメディアミックスでの利用が望まれるが、現在デジタルアーカイブを利用した、新聞、放送、電子新聞などのメディアミックスの開発はなされていない。デジタルアーカイブと印刷メディア、放送メディア、通信メディアのメディアミックスが可能になったことを論述した。(共著者:加藤真由美) メディア論Ⅰ,デジタルアーカイブⅡ,デジタル特講Ⅰ
多様なメディアによるデジタルアーカイブ化-口承伝承・オーラルヒストリーのデジタルアーカイブ化の視点- 単著 日本教育情報学会年会論文集30(H27年8月)pp.118-121 デジタルアーカイブの対象は,有形・無形の文化財など現物と印刷メディアを中心としたものから,通信メディア,デジタルメディアへ対象を拡大している。本論考は、 国内外の口承伝承・オーラルヒストリーのデジタルアーカイブ化の進展を受け,現物・体験、印刷メディア、通信メディア、デジタルメディアに加え、口承伝承・オーラルヒストリーを入れた5つの多様なメディアを入力源としたデジタルアーカイブ化の視点を論述した。 メディア論,文化情報メディアⅢ,デジタルアーカイブ論
デジタルアーカイブの評価方法と課題 共著 デジタルアーカイブ研究会,デジタルアーカイブ研究誌Vol.2 No.1
(H26年12月)
pp.1-7

デジタルアーカイブの評価方法は、提供する側の視点から行われることが多く,また、開発後の評価が実施されることも少ない。さらに,評価が実施されたる際に使用される証拠・エビデンス(数値)は,評価される博物館側の基準により選択されることが一般的であろう。本論考は博物館デジタルアーカイブを対象に行った検索エンジンによるヒット数分析により、客観的な評価の在り方を提案するものである。(共著者:後藤忠彦、谷里佐) メディア論,文化情報メディアⅢ,デジタルアーカイブ論,文化情報管理特講Ⅰ・Ⅱ
生物多様性の視点による地域伝統文化デジタルアーカイブ 共著 岐阜女子大学文化情報研究Vol.16-4(H26年12月)pp.59-62 自然環境の変化,特に生物多様性の喪失により地域の生活や伝統文化の継承に困難が生じている。地域の伝統文化継承を目的とした学習教材としてのデジタル アーカイブにあっては,理解のプロセスを重視し,体系的な理解を狙いとした構成が望ましい。今後,地域の伝統文化を対象としたデジタルアーカイブの構成的 な保存にあっては,文化の継承に困難をきたしている自然環境,生物多様性把握の視点によるコンテンツ制作が必要になるであろう。(共著者:櫟彩見、加藤真由美) デジタルアーカイブⅡ,伝統文化特講Ⅰ,デジタルアーカイブ特講Ⅰ・Ⅱ
ウェブサイトに見る博物館ICTの効果 単著 岐阜女子大学文化情報研究Vol.15-3
(H25年4月)
pp.1-7

博物館経営の観点からICTの開発効果について、(財)日本博物館協会の1,103博物館のウェブサイトを調査し、文部科学省の「社会教育調査」及び日本博物館協会が行った「日本の博物館総合調査」と比較・分析した。 博物館経営論,博物館展示論,デジタルアーカイブ論
国際科学プロジェクトGBIFによる生物多様性データベースの発展と知的財産処理 共著 デジタルアーカイブ研究会,デジタルアーカイブ研究誌Vol.1No.1
(H24年12月)
国際科学プロジェクトGBIFが全世界に発展している原因を、著作権を中心とした知的財産処理の分析をおこなうことで明らかにし、知的基盤社会における知的財産権処理・活用のモデルとしての将来性について論述した。(共著者:松浦啓一、福田知子) メディア論,デジタルアーカイブ論,文化情報管理特講Ⅱ
博物館とデジタル・アーカイブ活用 共著 日本教育情報学会年会論文集28
(H24年8月)
pp.138-141
博物館とデジタル・アーカイブ活用について、デジタルアーカイブの充実と検索エンジンから得たヒット件数、入館者数との関連を論述した。本研究は科学研究費補助金基盤研究C課題番号22601004の一環である。(共著者:杉長敬治) メディア論,文化情報メディアⅢ,デジタルアーカイブ論,文化情報管理特講Ⅰ・Ⅱ
博物館とデジタル・アーカイブの充実 共著 日本教育情報学会年会論文集27
(H23年8月)
pp.138-141
博物館とデジタル・アーカイブの充実について、入館者数が日本博物館協会に継続的に報告されている博物館のウェブサイトを調査し、デジタルアーカイブの充実と入館者数との関係について明らかにした。本研究は科学研究費補助金基盤研究C課題番号22601004の一環である。(共著者:杉長敬治) メディア論,文化情報メディアⅢ,デジタルアーカイブ論,文化情報管理特講Ⅰ・Ⅱ
科学系博物館におけるデジタル・アーカイブの現状と課題 共著 日本教育情報学会年会論文集26
(H22年8月)
pp.26-29
科学系博物館におけるデジタル・アーカイブについて、全国科学博物館協議会加盟館のウェブサイトを調査し、情報化への取り組みを含めて分析を行うことにより現状を把握し、広範なネットワークに向けた課題を論述した。(共著者:杉長敬治) メディア論,文化情報メディアⅢ,デジタルアーカイブ論,文化情報管理特講Ⅰ・Ⅱ,博物館展示論
GBIFについて~利用とデータ提供~ 共著 日本植物分類学会,植物分類学会誌10(1) (H22年2月)
pp.77-86
国際科学プロジェクトGBIFが行っている、国内外の博物館標本、観察データの収集、提供について、植物分類を通じて明らかにし、地球温暖化、環境保全への活用を論述した。(共著者:福田知子、松浦啓一) メディア論,文化情報メディアⅢ,デジタルアーカイブ論,文化情報管理特講Ⅰ・Ⅱ,博物館展示論
日本の博物館総合調査研究 共著 科学研究費補助金研究成果報告書(基盤研究B課題番号25282079)(H25年12月)
pp.204-230
「博物館総合調査」は,全国の4,045館を対象に,平成25年12月に実施したものである。博物館の基本属性,経営資源(組織,施設設備,予算等),入 館者状況,資料の収集・保存,調査研究,展示,教育普及等の博物館事業,支援組織,部外連携・交流,危機管理等博物館の運営全般に及ぶ。筆者は博物館 ICT・リスクマネジメントを分析した。
(共著者:杉長敬治、金山喜昭、佐久間大輔、濱田浄人)
博物館展示論,博物館経営論

著書

表題単・
共著
刊行概要関連授業科目
博物館リスクマネジメント力強化への課題 単著 日本の博物館総合研究告書(平成27年度報告書)(H28年1月) 博物館総合調査によると、リスクマネジメントを積極的に対応している少数の館とほとんど対応していない大多数の館との格差が大きいことが判明した。大規模災害時の救援等相互協力,連携など資源に乏しい館にも対応出来る項目であっても,積極的に取り組んでいる館との格差が大きい。これらの格差を埋めるには,館種別の全国組織の努力は重要である。さらに,積極的にリスクマネジメントに取り組んでいる館が,そのノウハウを普及しないかぎり博物館全体のレジリレンスの向上は望めない。 博物館経営論,博物館展示論
博物館リスクマネジメントに関するヒアリング調査の概要 単著 日本の博物館総合研究告書(平成27年度報告書)(H28年1月) 博物館リスクマネジメントに積極的に取り組んでいる館の状況をヒアリングにより,これらの格差を埋める要素を具体的に把握することが可能となり,多くの館がリスクをコントロールするための手がかり・端緒が見えてきた。さらに,今回の対象となった都道府県立等危機管理力の高い館は,地域ブロック,都道府県での博物館連携組織において,指導的役割を果たしていることが推測される。 博物館経営論,博物館展示論
デジタルアーキビスト入門 共著 NPO法人日本アーカイブ協会
pp.38-52、66-74
デジタルアーカイブ研究の進展を受け、デジタルアーキビストとして学習する理論、実践方法を取りまとめた。(共著者:後藤忠彦、三宅茜巳他) メディア論Ⅰ,デジタルアーカイブⅡ
伝統文化特講Ⅰ 単著 岐阜女子大学文化創造学研究科大学院テキスト(H26年4月)
pp.1-90
伝統文化の継承と保存を、概要、教育における伝統文化の基本的な位置、文化財保護のあり方、伝統文化継承の必要性から概説し、教材化のための資料収集、活用方法をまとめた。 伝統文化特講Ⅰ
体験の風をおこそう
感動を呼ぶ体験活動と先進事例
共著 株式会社悠光堂
(H25年4月)
日本博物館協会に集積された情報により、博物館経営に資する諸問題を調査・分析した。筆者はウェブ上の追加調査を行い、デジタルアーカイブとの関連性を調査分析した。(共著者:杉長敬治他) 社会教育研究課題Ⅰ,社会教育研究課題Ⅱ
ナチュラリスト養成キャンプ、体験の風をおこそう2 共著 株式会社悠光堂(田中壮一郎編)
(H25年4月)
pp.123-127
青少年教育施設を活用した体験学習事例として、国立諫早青少年自然の家で企画実施した「ナチュラリスト養成キャンプ」の実践と効果について記載した。 社会教育研究課題Ⅰ,社会教育研究課題Ⅱ
時系列データによる日本の博物館の動態分析 共著 科学研究費補助金研究成果報告書基盤研究C課題番号22601004 (H25年3月) 日本博物館協会に集積された情報により、博物館経営に資する諸問題を調査・分析した。筆者はウェブ上の追加調査を行い、デジタルアーカイブとの関連性を調査分析した。(共著者:杉長敬治他) メディア論,デジタルアーカイブ論,文化情報管理特講Ⅱ

学会

所属名備考
日本教育情報学会理事 デジタルアーカイブ部門長
特定非営利法人 日本デジタル・アーカイブ資格認定機構 事務局長

学会発表

表題単・共著刊行概要(共著者等)関連授業科目
発展につくした人物に対するオーラルヒストリーと関連資料のデジタルアーカイブ 共著 日本教育情報学会 第29年会
(H25年11月)
pp.358-359
(共著者:座波海里、後藤忠彦)                                                                                                                                                      
デジタルアーカイブの利用を支援するインターフェイスの課題 共著 日本教育情報学会 第29年会
(H25年11月)
pp.146-149
(共著者:谷里佐、加藤真由美)
コミュニケーションデザインによるデジタルアーカイブ開発と評価 共著 日本教育情報学会 第29年会
(H25年11月)
pp.142-145
(共著者:後藤忠彦、谷里佐)
世界遺産・斎場御嶽等のディジタルアーカイブ化と多様な利・活用の在り方 共著 日本教育情報学会 第29年会
(H25年11月)
pp.22-25,
(共著者:前城盛雄)
生物多様性の視点による地域伝統文化デジタルアーカイブ 第2回デジタルアーカイブ研究会(H25年2月) 伝統文化のデジタルアーカイブ化に際して、自然環境や自然からの恵みなどの生物多様性に着目することが、対象をより深く理解することになる。 デジタルアーカイブⅡ
伝統文化特講Ⅰ

研究会

表題概要関連授業科目
「日本の博物館総合調査研究」JSPS科研費25282079の助成 5年ごとに実施される日本の博物館活動を把握するための総合調査。今回4045館を対象に実施し2258館より回答を得た。博物館のICT化・デジタルアーカイブを中心に現在分析中。(共著者:篠原徹、杉長敬治他) 博物館経営論
博物館展示論