教員情報

学部・学科文化創造学部 文化創造学科
職種教授 【修士】
氏名(カナ)モリ ヨウコ
氏名(漢字)森 洋子

研究分野

国語科教育

研究テーマ

「文章表現力の育成」

研究実績一覧

論文・資料作品等

表題単・
共著
刊行概要(共著者名)関連授業科目
国語科授業での発問と児童の思考 単著 岐阜女子大学文化情報研究Vol.17 No.1,平成27年4月,p44-49 6学年の国語科授業の実際を記録に残し、授業目標到達への教師の発問の実際を検証した。先行研究「発問と応答」を考える、に示されている、発問の4段階にしたがって、授業での教師の発問と、それに対する児童の応答を分析した。それぞれの段階の発問の的確性について考察し、教師の発問は、4段階に沿って行うことで、授業目標に到達していくことが確認できた。
教員養成における体系的な教育課程の開発と実践 ~理論と実践の融合を図る往還的な学習~ 共著 岐阜女子大学紀要第44号,平成27年1月,p9-24 本専攻独自の構想である教員養成プログラム「EGGプラン」の推進について、学生の専門性の育成、実践力の高揚を学生の実態から研究追究をした。専攻の特設の活動「稲作活動」「ミュージカル上演活動」を取り組みの状況から実践力との相関を検証し、長期間の取り組みの成果と今後の課題を明確にした。
(共著者:下野洋・小森芳順・田中陽治・菊池真也・大平高司ほか)
(担当部分:p9-11)
「伝え合う力」に資する「国語科授業での発問」 共著 岐阜女子大学文化情報研究
Vol.16 No.5,平成26年11月,p.15-20
授業における「伝え合う力」の育成に関して、国語科の授業での教師の発問に視点を当てて、的確な発問とその受け答えの実態を調査した。授業観察記録を取り、時間系列で発問を調査し、授業目標を到達させていくための発問のあり方、応答をにかける時間等について実態の把握をしてその関係をまとめた
(共著者:大平高司)
(担当部分:共同研究により抽出不可能)
教員養成におけるミュージカル活動の意義―上演までの過程と事後アンケート調査からの考察― 共著 岐阜女子大学紀要第43号,平成26年3月,p129-135 教員養成課程、特に保育・幼稚園教育に携わる者の人材育成としての表現力・創造力・企画力の伸長をめざし、実践活動「ミュージカル活動」を導入し、その実 践の課程を研究的に追究した。意図的な活動と事後のアンケート調査に至るまでを、上演の成果に結ぶ在り方の追究として研究した。(共著者:齋藤陽子・松本香奈・位田かづ代) 保育内容(言葉)
体系的な教員養成プログラム(EGGプラン)の推進に関わる研究 共著 岐阜女子大学紀要第43号,平成26年3月,p1-20 「教育実践力」のある教員の育成を目指し、理論と実践の往還するカリキュラムを体系的に仕組んだ専攻独自、「EGGプラン」による養成課程の研究を行った。養成課程の授業を3つに区分けして、それぞからコア科目を選びコアカリキュラムを構成し4年間の学修を系統化した。この構想について、授業・実習の実 践を通して検証する研究である。
(共著者:下野洋:小森芳順:田中陽治:齋藤陽子・松本香奈・小椋郁夫・藤本十美夫・位田かづ代)
教育実習,事前・事後指導
子どもの健全育成と学童保育 指導員と保護者の連携指導 共著 初等教育学報告書,平成26年3月 国の社会福祉施策の一つである放課後児童健全育成事業としての学童保育に関わり、児童の健全育成を目指して、その在り方について、K市学童保育をフィール ドにして研究を継続している。ここでは、指導員の仕事の一つになっている保護者指導について、意図的・効果的な保護者指導としての「保護者会設置」の取り 組みに関する研究を行い、指導員の力量の向上を追究した。
(共著者:横山美香)
子ども家庭福祉
子どもの健全育成と学童保育―指導員と保護者の関係づくり― 単著 岐阜女子大学初等教育学専攻報告書Vol.2,平成25年3月 学童保育施設の望ましい在り方として、利用者利益を児童の健全育成に置きながら、それを左右する保護者会の在り方についての研究である。学童保育の保護者 と指導員との円滑な関わりの在り方、保護者の学童保育施設利用の意識改革等の進め方を、行政と指導員と双方の連携からの取り組みを実践的に進めたことにつ いてまとめた。
「文章表現力」を高める授業展開 共著 岐阜女子大学紀要第40号,平成23年3月,p193-200 学部入学時の学生に文章表現能力を付けていくための科目「自己表現Ⅰ」を担当し、授業目的達成のための授業展開について研究的に取り組んだ内容である。研究 内容は、1、学習者の文章表現意識の把握について、2,小論文が書けるようにしていくための授業展開の在り方について、3、学習者の達成度と成就感につ いて、により研究を進めた。研究の中核は、論の展開ができる力を付けることであるが、そのための論題の選定と表現意欲の向上をどのように図っていったらよいのかを追究した。
(共著者:吉良めぐみ)
自己表現Ⅰ
共同作業における学習者間の相互関係の行動カテゴリー試案~授業でのグループ学習の授業分析を目的として~ 共著 沖縄女子短期大学・岐阜女子大学姉妹校提携記念学術研究報告,平成21年11月,p69-76 授業での行動カテゴリーは,これまで教師と学習者の関係が主であった。しかし,グループ学習での学校教育では,多様な学習者間の活動が多い。グループ学習 の分析を目的とした行動カテゴリーの構成が必要とされる。今回,一連の「動く紙おもちゃ作り」の親子の共同作業では,親と子どもの相互の関係を調べる行動 カテゴリーを構成し,それを適用した行動分析を進め,各カテゴリーについての評価を得た。その行動分析の結果を用いて,授業における学習者間の相互の関係 を調べる行動カテゴリーの試案を作成した。
(共著者:上原奈美・新垣さき・新垣由希乃・新垣愛・大城しずか・水野伸子・谷里佐・佐藤正明・後藤忠彦)
初等教科教育法(国語)
行動分析から見た親子関係のパターン化の検討~「動く紙おもちゃ作り」の親子活動~ 共著 沖縄女子短期大学・岐阜女子大学姉妹校提携記念学術研究報告,平成21年11月,p50-57 親と幼児・小学生の「動く紙おもちゃ作り」の共同作業は,親と子どもの相互関係が記録でき,その活動の中から特徴を読みとることができる。たとえば,親が中 心になって活動,子どもが中心になって活動,両者が相互に役割(特色)をもっての活動などの行動を見ることができる。これらをより正確に行動分析・判断するには,どのような処理をすればその可能性とそのパターン化ができるかを検討した。また,「動く紙おもちゃ作り」の親子の共同作業が時間的なプロセスから の判断材料,相互の作業状況(親子の行動カテゴリーからの判断資料)の処理方法などから,親子の関係からさらに,学校教育での学習者間授業研究の課題も出 てきた。
(共著者:田場大輔・照屋小百合・斉藤陽子・眞喜志悦子・宮城倫・新垣さき・新垣由希乃・新城愛・上原奈美・大城しずか・稲福純夫・玉城哲人・比 嘉清水・桐井和美・後田紀子・松本香奈・佐藤正明)
保育内容(言葉)
子どもの生活リズムの向上と学習活動 共著 日本教育情報学会「教育資料研究会」EI09-4,平成21年10月,p19-24 個々区々の家族行動から、子どもたちの生活習慣が崩れてきていることから、学童期の子どもの生活リズムの向上を日課の習慣化から実践していく試みを行った。一連の取り組みとその成果をまとめた。子どもの毎日の暮らしに課題を設け、そ のことを継続して取り組むようにしていけば、必要感をもって生活が規則正しくできるようになり、やり遂げた成就感は、次への意欲に繋がっていく、と仮説し、休み前の子どもの意識実態、課題への取り組み、事後の実態意識と三段構えで実態を調査をし、変化の様子を考察した。課題を持たせて意識的な生活を送ら せることは、生活リズムの向上に繋がることを実態から掴む事ができた。
(共著者:吉良めぐみ・長島あゆみ・斉藤陽子・松本香奈)
子どもの健全育成と学童保育―K市学童保育の実践の実践― 単著 岐阜女子大学紀要第38号,平成21年3月,p75-81 一連の、子どもの健全育成に関わる学童保育のあり方について、学童保育指導員の仕事理解を深める方策についての研究である。指導員に期待することを保護者からアンケート調査を行い、状況把握を的確にすること、保護者との風通しをよくしていくためにできることを実践かすること等を示した。指導員の自己実現も含めながら実践的に行う方策を追究した。
学童保育における指導員の専門性―K市学童保育の実践から― 岐阜女子大学紀要第37号,平成20年3月,p71-79 子どもの健全育成を求める研究の一環として、学童保育に視点を当て、子どもの成長発達の視点から実態を明らかにし、課題解決の取り組みについて発表した。 学童保育に通う子どもの生理的ストレスや働く保護者が学童保育を頼ること、全てが学童保育の指導員の双肩にかかっていくこと、「指導員が自らの仕事理解を深める」こと、その意味や意義に及んで追究した。
K市における学童保育実践 単著 人間福祉学会発表,平成19年11月 K市学童保育のアドバイザーとして、実践的に取り組んでいることをまとめた。指導員部会の研修会の充実、各学童保育室の巡回指導等から、多様な様相をみせる子どもへの対応のあり方を、実践事例として研究しまとめた。保護者会設置とその現況、保護者の期待することなど、実践例を取りあげて研究した。
「国語基礎」の指導を通して 単著 岐阜女子大学紀要36号,平成19年3月,p61-65 国語科教科法の指導の前段階に位置けている国語科指導に当たっての基礎として、国語科基礎の指導内容を明らかにした。小学校国語科の教師として、人間生活 上言葉の果たす役割を明確に把握すると共に、人間の成長と発達と言葉の獲得の実態、さらに人間の中枢となって位置づく言葉を深く理解させていく講義内容のあり方を追究した。 国語基礎
子どものひとり立ちをめざす学童保育のあり方 単著 中部学院大学人間福祉研究人間福祉学会誌,平成19年1月,p92-98 学校教育と家庭・社会との連携による子どもの健全育成のあり方を追究した。次世代育成推進事業がそれぞれの自治体で取り組まれ、その事業の一つに放課後の 子どもの健全育成が位置づいた。在住する市の放課後の子どもの生活の向上を求め実態から明らかになった課題をまとめた。学童保育の運営者である行政と、学 童保育の指導者、そして保護者とに課題を明示し、方策を検討し合った。具体的なアンケートから実態を明確にしたことは、運営者行政にとって、初めてのこと であり、積極的に改善策を講じていく取り組みに繋がり、研究の成果が大きかった。 保育内容(言葉)
学童保育の現状と課題 単著 第7回人間福祉学会2006,平成18年12月 在住するK市の放課後の児童の健全育成の取り組みについて、調査等によって明らかにした実態と、そこから派生している課題を提示し、解決策への取り組みをま とめた。子どもの健全育成には、施設設置者、指導員、保護者の三者の運営についての共通理解が必然であること。共通理解のために保護者会を設置するこ と、保護者会設置が困難な中をどのように実現したか、その取り組みの方法を提示し、課題解決に繋ぐ方策を示した。
幼児文化学に関する研究(Ⅰ) 共著 岐阜女子大学紀要第35号,平成18年3月,p39-55 特に幼児期から小学校低学年にかけて、著しい発達を遂げる「言葉」の良識に関して追究した。 「言葉で表現する楽しさ」「伝え合う喜び」「教師や友達相互に心を通わせる」など、論理的な学習と、現場での実践的な学習の場で言葉の果たす役割の多様性 や意義について学習者が気づく様子を考察した。幼児期の言葉への意識づけから小学校の言葉の指導へ発展させていく指導法を追究した。
(共著者:服部晃・平松清・田口機子)
保育内容 (言葉)

研究会

タイトル概要(共著者名)授業科目
「子どもの自立を目指す学童保育」 各務原市学童保育 放課後児童健全育成事業として「学童保育」の向上を目指す取り組みに、各務原子育て支援課の協力を得て、過去8年間の関わりを継続している。学童保育現場を通して、実態を把握したり、指導員を通して、質の向上を図る調査をしたりしながら、課題を明確にし、その改善策への取り組みを、設置者である行政、運営者 である指導員と研修会を毎月開催して進めている。指導員の役割理解が進んだこと、研修会が意欲的に運営されるようになったことに、継続の大きな成果が得ら れている。 子ども家庭福祉

教育業績

表題概要講義と関連する著書・論文と関連事項
保育内容:言葉
幼児文化学に関する研究
人間の初期の教育、幼児期の教育の在り方についての研究を進めた。特に幼児期の文化について、幼稚園保育所の教育実態を考察し、幼児期の教育の推進に役立てていくことを目標に研究した。人間として、また文化を継承する土台となる言葉の獲得や発達のさせ方について、「子どもと言葉」の関係を究明してきた。幼児期の発達を左右するものが言葉であり言葉をかける人的環境の確保としての保育者の使命、保育者としての子どもへの関わり方について実践的な指導を現場学習を通して行っている。
幼児文化として幼児絵本について、保育とのかかわらせ方などの追究をしている。
国語科指導法 義務教育で、国語科指導を長期にわたって担当してきた。その経験と国語科指導のもつ今日的課題と児童生徒の実態とを踏まえた国語科指導法の追究を続けている。国語科はすべての教科学習の土台の役割を果たしていく必要不可欠な学習であるのにもかかわらず、国語科に関心を寄せる児童生徒が少ないことを指導法の改善にどのように繋げるかを課題として取り組んでいる。教材に対する指導の視点の切実感、必然性を伴った指導計画、焦点化した授業の展開、これら一貫した指導方法について授業の実際を通しながら追究している。
学習者のもつ国語科指導の概念、「心情を読み取る」「要点をまとめる」と言った一般化し過ぎた指導法から、脱却する指導感覚を体得していくことを座右におき、読むことは、読み深めたい意識の継続にすることとして、創意在る授業方法が追究できることを目標としている。
国語基礎 小学校教員を目指す学習者に対して、「言葉とは」について理解を深める授業を行っている。言葉をもって、人間生活が成立していることは学習者も認識するところであるが、言葉が人間そのものを形成していること、言葉が生きる力として作用し続けていることへの認識は極めて薄いこと、ここに視点を当てて、「言葉とは」を考え、義務教育入門期からの言葉の指導の重要さを認識し、自己の言葉の指導観を確立できるようにすることを目標とする。
また、言葉をその「働き」として捉えたとき、どのように区分出来るのか、区分出来ることが物事の理解に通ずること、「分かること」の捉え等言葉を通して思考を深める学習を行っている。
自己表現Ⅰ 学士力を確保していくプログラム「コアカリキュラム」に位置付く科目である「自己表現力」の育成をめざす科目を担当し文章表現力の指導を行っている。大学での文章表現力とて、論理的文章が書けることを課題として取り組んでいる。
文章表現する題目の設定、作文添削指導法学習者の実態・意識の変容等に亘って、研究的に取り組みながら、授業実践を行っている。前期15回の授業を通して、各学生の文章表現力を分析的に把握し、指導法の改善に繋ぐことを考えている。
これまでの研究で明らかにできたことは、学習者の意欲を喚起することに時間は要しないが、表現力の上昇に結びつけていくのには時間が多く必要であること。文章表現を形式形態から学ばせることは、効果的であることなどがある。
初年次の基礎科目として、文章表現力をつけることを、学習者自身も必要感をもち、簡便であるが採っている評価に上達の意欲をもって取り組んでいる。
文化創造学基礎(国語) 文化創造学専攻の基礎科目として、国語の領域について、文章力を付けていく指導行っている。文章を読むことの意義や読み方について、演習的に授業を進め、目的に応じて読みこなす力をつける。また、書く目的にあった的確な文章が書けることについても演習的な学習を行い、大学生らしい読み書きの力を身につけることができるように進めている。初歩から順々に深めていくという段階を追う指導方法の工夫により、多様な学生への対応にも心がけて進めている。
子ども家庭福祉 保育士資格取得のための必須科目として位置付いている科目であるが、児童の保育・教育に携わることを目指す受講者に向けて、今日の社会での児童福祉について、広く理解を深める授業と研究を行っている。児童福祉法に基づく諸施設の内容を法と共に理解をしながら、法の下での社会と施設の運営とを関係づけて理解出来るように進めている。特に、福祉施設としての学童保育の現状を取り上げ、施設が果たしていく目的と、その運営の進捗の状況を現場を通して把握していく中で、児童福祉の実状理解が深められるようにしている。
保育実習Ⅰ・Ⅱ 資格の取得に関わっての現場実習が意欲的、効果的にできるために、実習現場での的確な指導助言は必須事項である。事前現場について実習者が理解を図ること、現場の実状を理解することもさせながら、現場指導の効果を上げることを目的に進めている。特に、実習現場の担当者と学校の教員との共通理解を図ること、連携指導を行っていくこと等に力を入れる取り組みをしている。
自己表現 大学生らしい思考力をつけることや大学生らしい「小論文」が記述できることをねらいに、授業の中で「小論文」を記述させることと、記述された文章を添削することを通して、文章表現力育成の在り方を研究している。個々の学生の表現力伸長の状況を把握し、個別に指導する方法をとりながら、達成度を高める工夫について研究している。 研究論文「文章表現力を高める授業展開」
子ども家庭福祉 これまでの通称「学童保育」は、働く保護者の必然の児童福祉の場であったが、福祉施設として位置づいていなかった。児童健全育成を目指す学童保育の在り方をK市学童保育現場に関わりながら追究している。子どもの福祉施策の一環として、よりよい学童保育の在り方に、質の向上を目指す働きかけを、指導員部会の指導をしながら、進め研究している。 研究論文「子どもの健全育成と学童保育」指導員の質の向上

教科書・教材等

事項単・共著刊行概要(共著者名)関連授業科目
文化創造基礎「国語」(改訂版) 共著 岐阜女子大学,平成26年3月 大学での学習を円滑に進めていくための基礎的な学力を復習するテキストとして作成した。特に文章表記、文章の読み取りの復習についての練習が自学できるように著した。
(共著者:安井智恵)
文化創造基礎(国語)
教職実習演習テキスト 共著 岐阜女子大学,平成23年3月 教職課程で学ぶ学生が、入学初年次から4年次での「教職実践演習」に至るまでの、教育現場での実践的な実習が、段階的に着実にできるようにするためのテキストを作成した。一年次の幼稚園・小学校での観察実習では、実習の意義目的を初めとし、この段階で身に付けること、そして、できるようになったことが確かめられるような内容にした。
担当した部分は「3年次の遠地学校体験」と「小学校教育実習」の部分である。遠地高山市での教育実習の目的が把握出来、 学校と地域とのつながりを現場で見聞し、宿泊をしながら、教材研究を深め、仲間と力を出し合って授業を行うことができるための内容を盛り込んだ。小学校 実習に関しては、実習に入るまでの事前準備を中心に、欠落しがちな配意を細かに記した。特に児童への事前理解として、小学生の発達段階について、児童の見 方を示唆する内容て示し、児童理解がより深まる実習にすることを意とした。
初年次補完教育テキスト(国語) 共著 岐阜女子大学,平成22年3月 学部入学生の初年次教育を補完する内容として、国語の領域、「話す、聞く、読む、書く」を中心にして国語力の向上を課題とするテキストである。テキストの 前半は、文種に応じて文章が読みとれるための練習、大学生に求められる主旨の明確な文章が書けるための練習ができるように課題の設定に従って学習をすすめ ていくように仕組んでいる。
後半では、大学の授業で科せられることの多い「レポート」の作り方について実践的に学習を進めていくことができるように作成した。テーマの設定・話し合い・考えの深化を通しながら、論理的一貫性のあるレポートが書きあげられるように作成している。
初等教育学コース 入学前課題 平成22年 AO入試等で入学し、今後大学で学ぶ学生に対し、大学での目標とする学びが円滑にスタートできることを目的として、入学前課題を設定したテキスト。
主として、大学での学習の基礎となる読み書きについての力が蓄えられるように仕組んだ。文学作品を詠むことを通し、読み取ったことについて、分かりやすい文章表記として表すことができるように、読み手に伝える文章記述の技能を養っていくための段階的方法を示した。
国語科教科教育法 平成21年 「小学校国語科教育法」テキストの作成。小学校教育の国語科指導に当たって、国語科指導者としての基礎知識(日本語の基礎・国語科指導法の歴史)や効果的な指導方法について項目を設定して記した。

その他

事項年月日概要
文章表現力の育成 平成19年~現在 本学が設置している「学士力の育成」の中心科目である「自己表現・自己創造・自己探求」の「自己表現」を担い、全学の学生一年次に文章表現力をつける指導と取り組んでいる。個々区々の学生の文章表現能力について、丹念に添削しながら、文章を書くことの基礎を体得させる指導法をとり、意欲的に取り組ませている。個々の文章の添削指導と全体への共通指導とを繰り返し、思考力を付けていくことと表現力を養っていくことから自論の在る文章がかけるように精力的に努力している。
教員免許状取得に関わる教育実習指導 平成18年~現在 義務教育教員としての長年の経験をもち、義務教育学校現場に精通している。教員に求められる指導力、学校がもつ組織体を活かし、教員それぞれが持っている能力をよりよく発揮していくための協調的参画のしかたなどについて、実践的な指導をすることができる。
学生の教育実習指導において、実習事前学習の授業を受け持ち、全体指導・校種別指導に実務経験を役立て、効果的な指導をしている。
また、実習中の現場指導においても、実習校との関係をよりよく保ち、実習生への的確な指導や支援を行っている。
幼稚園・小中学校での実務実践経験 平成18年~現在 義務教育で、国語科指導を長期にわたって担当してきている。国語科の指導方法を実践研究を行いながら、児童生徒の実態に即した効果的な指導に徹して追究を 続けてきた。学校現場で管理職として教員指導に関わり、「望ましい資質を育てていく教員養成」を実践研究として記録にまとめ報告するなど積極的な教員指導 の実績を積んでいる。
幼稚園長としての経験も、望ましい環境作りなど、実践研究を行い、研究発表会で報告するなど、実務的な経験を重ねている。
自己研究「児童健全育成に関わる研究」 平成18年~現在 社会福祉、とりわけ児童福祉に関心を寄せ、留守家庭児童の放課後の生活の場である学童保育に視点を当て、「子どもの自立を促す学童保育のあり方」をテーマ に研究を続けている。在住地であるK市の運営する16箇所の学童保育現場を研究のフィールドとして、現場の巡回、毎月の指導員部会に参加しながら、子どもにとってよりよい学童保育室の実践を求めている。学童保育の施設が、もともと、働く保護者のために設けられた福祉施設であるため、子どもの健全育成を果た していくこととはずれがちになる現状にある。初期の目的を達するためには保護者の意識の回復、指導員の仕事への理解の深さに因るところが大きい。そのため に、保護者に意識調査をしたり、指導員の指導意識を調査したりして、結果を公表しながら研究を推進している。
各務原市学童保育アドバイザー 平成17年~ 各務原市福祉課に属する「子育て支援」の事業である学童保育の運営に関わり、「学童保育アドバイザー」を務めている。担当行政者と共に、児童の健全育成 を目指す学童保育の在り方について、学童室の実態をつぶさに観察したり、指導員の意識を調査したりしながら、課題を明確にし、改善策を提示して、支援と助 言をしている。
これまでの成果としては、主催者行政・指導員・保護者の三者の協力体制への道筋を作り、保護者会が成立させたこと、指導員の指導意識の向上が図れたこと、が大きい。
働く保護者の下での子どもたちへの理解を深め、適する対応ができることが指導員の課題とするところであるが、指導員の子ども理解が深まったことにより、児童員自身の自己実現ができつつあること、長期に亘る経験研修の成果であると捉えている。