書道専修
特色ある活動
書道パフォーマンス
入学式後全新入生・全保護者の前で、書道部が「書道パフォーマンス」を披露している。執行部が毎年新入生を激励する言葉を考え、3~4文字を〝4×16メートル〟の布に揮毫する。
また「さぎ草祭」では、後夜祭に3年生書道部全員によるパフォーマンスを実施している。毎年趣向を凝らした演出に、近隣の市民も楽しみに見学に来ている。
夏期錬成会
高山市光記念館にて2泊3日の錬成会を開催することにより、書技術の向上と書道教育コースに在籍していることの自覚を深める。併せて、生活を共にすることにより学年を越えた連帯感を育てる。
<作品制作の方針>
4年:卒業制作展に向けての制作
1~3年:さぎ草祭書展に向けての制作、大作展・半切展作品制作
希望者:日展・日本の書展「臨書展」・岐阜市美術展等作品制作
全国書道展
今年度第17回展を迎え、全国の高校生・中学生・小学生を中心に半紙作品を募集したところ、過去最高の13,901点の応募を得た。優秀作品には、大賞・準大賞他各賞を授与し、また中部地方近隣各県をはじめとして全国主要な13県の「県教育委員会(教育長)賞」も設けている。
審査員として本学の書道教員は勿論のこと、東京・新潟・富山・福井・長野・静岡・岐阜・愛知・滋賀・三重・福岡・佐賀・熊本・沖縄の各県高等学校関係の先生方に依頼している。
サテライトキャンパス6階で展覧会と表彰式を実施しているが、表彰式には、全国より80名を超える児童・生徒が参加する。
大作展・半切展
1~3年生全員および4年生希望者に、120×210㎝の大作作品制作(年間1回)、半切作品制作(年間2回)を課す。4年生全員には、半切作品制作(年間1回)を課す。
作品内容は臨書でも創作でも可とし、臨書であれば様々な書体に取り組ませ、創作であれば多字数・少字数・仮名・漢字仮名交じり文などいろいろなジャンルに取り組ませ、また墨色も淡墨から濃墨とバラエティーに富んだ展示内容を図る。
前学期後半から後学期にかけて、期間を設定して毎期2週間ほど食堂内壁面や新4号館1階廊下に陳列する。パネルは庶務の方に製作していただき、作品表装および陳列は学生自らが手掛ける。
書法展
「岐阜女子大学書法卒業制作展」・「岐阜女子大学書道教育コース生臨書展」を総称して「岐阜女子大学書法展」とし、毎年2月末に開催している。本学教員・中国美術学院教員・卒業生有志が賛助出品をしている。
卒業生は、1人約3メートルの壁面を埋める作品を3~4点制作し、在校生は、2×7尺のサイズを中心に様々な臨書作品に取り組んでいる。そして卒業生・在校生の作品を掲載した作品集を作成し、来場者、高等学校への広報として利用する。
また在校生の年間の「大作展」より5~6点の作品を選抜して、特別コーナーを設けて陳列するとともに、「日展」「読売書法展」「毎日書道展」「岐阜市民展」等の公募展に入賞・入選した優秀作品も陳列する。
筆塚
本学の安藤秀川先生寄贈による「筆塚」除幕式が12月1日に挙行された。それに引き続き「筆供養」があり、学生達は世話になった筆に感謝しながら供養した。これにより書道用具を大切にする心がより育まれることと思われる。
全国的に見ても「筆塚」を設置している大学は稀である。
短歌大会
最近、いろいろな意味で話題になっているのがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で、学生さんたちも大いに活用しているようです。そこには、日々の出来事が、写真や感想とともに載せられています。
けれども、日本には、和歌という伝統があり、近代以降も短歌と言われ、作り続けられています。和歌・短歌は、自分の気持ちをことばにし、またことばで情景を描く、いわば三十一文字(みそひともじ)のツイッターだと言えるでしょう。ならば、本を読むだけでなく、日々の出来事や自分自身の気持ちを、日本文化の伝統に適った形で、ことばで絵を描くように綴り、発信してみようというのが、この活動の原点です。今、活動は自治会のお力を借り、大学全体に広がっております。
文化創造デジタル作品コンクール【デザイン書道部門】
アナログの最たる「書道」と「デジタル」を融合させて、新しい表現世界を創出しようとの〝ねらい〟で開催しています。年々応募点数も増え今年度は以下のような状況でした。
【高校生の部】
[静止画]出品校:6校 出品点数:160点
【大学生の部】
[静止画]出品校:2校 出品点数:52点
[動画] 出品校:1校 出品点数:8点
一番大切なことは、人間ならではの〝発想〟かと思います。〝発想〟は無限です。新しい表現の世界を心待ちにしています。