高等学校 授業科目別講義

講義番号 1
講義テーマ 食べ物のおいしさはなんだろう
講義内容

おいしそうなハンバーグの見た目は、どのような形を想像しますか?ぺちゃんこなハンバーグよりふっくらとしたハンバーグの方がおいしそうに見えませんか?食べ物のおいしさは、味はもちろん、色などの見た目、香り、温度など様々な要因が関係しています。食べ物のおいしさは何が影響しているのか、科学の視点で考えてみます。

担当 健康栄養学科 清水 祐美
ご用意頂く備品 パソコン(OSがWindowsでMicrosoftPowerPointをインストールしたもの)、プロジェクター、スクリーン
講義番号 2
講義テーマ あなたの知らないビタミンワールド
講義内容

5大栄養素の1つに「ビタミン」がありますが、ビタミンと聞いてどのような物質を想像しますか?たんぱく質や炭水化物ほどメジャーではないので、あまり身近ではないと感じるかもしれませんが、食品から化粧品に至るまで幅広い分野で見かけることができます。最近は、サプリメントとして手軽に購入できるようになりましたが、そもそもビタミンはどのような働きを持つ物質か知っていますか?ビタミンの体内での役割、適正な摂取量、ビタミンの作用を利用した商品など、皆さんの知らないビタミンワールドをお話しします。

担当 健康栄養学科 伊佐 保香
ご用意頂く備品 プロジェクター、スクリーン(講義用パソコンは持参します)
講義番号 3
講義テーマ 食品にまつわるウソ・ホント
講義内容

「風邪をひいたらビタミンCを摂ると良い」「お肌をプルプルに保つためにはコラーゲンを食べると良い」といったことを耳にし、実際に実行している人もいるかと思います。果たしてそれは本当のことなのでしょうか。世の中に氾濫する食品に関するうわさを科学的根拠を元に考えることの重要性を具体的な事例を紹介しながら説明します。

担当 健康栄養学科 伊佐 保香
ご用意頂く備品 プロジェクター、スクリーン(講義用パソコンは持参します)
講義番号 4
講義テーマ 食品添加物は"なぜ使われる"のか
講義内容

食品添加物と聞くと大変不安に感じる人が多いと思います。いろいろなメディアでその危険性が取り上げられています。食品添加物に対する不安を背景に「無添加」と表示された食品がたくさん販売されています。そんなに嫌われものなのに、なぜ使用されるのでしょうか。食品添加物のいろいろな役割について演示実験を交えながらお話します。

担当 健康栄養学科 臼井 宗一
ご用意頂く備品 プロジェクター、スクリーン(講義用パソコンは持参します)
講義番号 5
講義テーマ 記憶力と食べ物の関係はあるのか
講義内容

食べる時どんな気持ちで食べますか?「好きだから」「お腹がすいたから」考えてみたら無責任ですね。あなたの大好きな食べ物が記憶力アップと関係していると良いですね。

担当 健康栄養学科 水野 幸子
ご用意頂く備品 パソコン(OSがWindowsでMicrosoft Power Pointをインストールしたもの。USBを持参)、プロジェクター、スクリーン
講義番号 6
講義テーマ スーパーのチラシで食料自給率を調べる
講義内容

ワークショップ型授業:日本の食料自給率はカロリーベースでおよそ38%(R4)です。食料の62%を輸入に頼っていることになります。でも、私たちは本当にそんなに輸入食品を食べているのでしょうか。
この授業では、スーパーマーケットの食料品チラシを利用し、食料自給率の実態について皆さんと一緒に調べます。食料自給率の意外な側面がわかるかもしれません。

担当 健康栄養学科 臼井 宗一
ご用意頂く備品 スーパーのチラシ(生徒が持参のこと)、プロジェクター、スクリーン(パソコンは持参します)
講義番号 7
講義テーマ 浴衣の着付け
講義内容

お祭りや花火大会のほか、夏の遊び着としてすっかり定着した浴衣。自分で着られるようになると、楽しさはさらに広がります。男女の着方の違いや着付けのポイント、和服の所作など日本の伝統文化に触れましょう。

担当 生活科学専攻 児玉 愛子
ご用意頂く備品 ・受講者数は要相談
・和室又は体育館等ござが敷いてあり、すそが汚れない場所を希望。
※なお、大学から女物15人分、男物5人分は貸し出せます。(浴衣、半幅帯、角帯、小物)
講義番号 8
講義テーマ 環境に配慮した衣生活の実践
講義内容

流行の衣服が安価に購入できる時代です。次から次へと買った衣服はその後どうなっていくのでしょう。家庭ごみとして廃棄していませんか。少しでもごみを減らし、環境を考えた衣生活のために、私たちにできることを考えてみましょう。廃棄物を利用してものづくりを楽しみましょう。

担当 生活科学専攻 齋藤 益美
ご用意頂く備品 筆記用具、その他実習内容による
講義番号 9
講義テーマ 結ぶ・編む・組む・織る
講義内容

人は昔、植物のつるや皮を裂いてひもを作りました。その後植物の繊維や動物の毛などから糸を紡ぎ、その糸で布(平面)を作りました。糸から平面にする「結ぶ」「編む」「組む」「織る」は現在の生活のどのようなところで使われているのでしょうか。糸から平面へ、そして平面から立体を作る技術・技法を理解し、手先を巧みに使い「結ぶ」技法を使って簡単なストラップを作ってみましょう。

担当 生活科学専攻 齋藤 益美
ご用意頂く備品 はさみ、セロテープ
講義番号 10
講義テーマ 衣生活の文化と知恵
講義内容

日常生活になくてはならない衣服について、生活文化の見地から昔と今を探ってみます。また、「衣は人となり」自分の魅力を発揮する一部です。愛着のある大切な衣服を捨てないで知恵をはたらかせ、豊かな生活を生み出しませんか。
「もったいない」から始まるハンドメイドの楽しさを実感しましょう。「簡単!小さなあづま袋」を作ります。<SDGS目標12>

担当 生活科学専攻 藤木 節子
ご用意頂く備品 特に必要ありません。
講義番号 11
講義テーマ 生活の中の機能性繊維
講義内容

繊維は衣生活を始めとしていろいろな分野に利用され、私達の生活を豊かにしています。また、最近の科学技術の進歩で、新しい機能をもった繊維材料が開発され、これまでには考えられなかった場面で利用され、より豊かな生活に貢献しています。この講座では、従来の繊維の良さを再確認するとともに、機能性繊維の開発原理と利用分野を解説します。

担当 生活科学専攻 宮本 教雄
ご用意頂く備品 プロジェクター、スクリリーン(講義用パソコンは持参します)
講義番号 12
講義テーマ 手足の冷えのメカニズムと補助被服の効果
講義内容

日本人女性の約半数は、冬季の手足の冷えに悩んでいるといわれます。この講座では、皮膚温度をつかさどる自律神経の働きを解説するとともに、補助被服の着用が皮膚温度に与える影響の実例をあげ、冬季の手足の冷えの効果的な緩和方法を考えます。

担当 生活科学専攻 宮本 教雄
ご用意頂く備品 プロジェクター、スクリーン(講義用パソコンは持参します)
講義番号 13
講義テーマ 国際理解と日本文化の理解(海外修学旅行事前指導用)
講義内容

近頃、テレビコマーシャルなどで「真の国際化は日本文化を知ること」といったフレーズを目にすることがある。では、戦後70年、外見上は日本人のように思われる高校生の皆さんが、果たして本当に日本の伝統文化を引き継いでいるのか?何が日本人なのか?を考え、国際理解の一助としたい。

担当 杉山 博文
ご用意頂く備品 特に必要ありません。
講義番号 14
講義テーマ 日本語教師はどうやって外国人に日本語を教えるか
講義内容

現在、国内では約22万人、海外では約380万人の人々が第二言語として日本語を学んでいます。異文化の架け橋となる日本語教師は、将来性のある有意義な職業として注目を集めています。この講義では、日本語の発音、文字、語彙、文法の教え方について、文字カード、模型、絵パネルなどの教材を紹介しながら、具体的な教室活動を通して説明します。また、「国語教師とどう違うか」、「日本語教師になるにはどうすればいいか」といった、日本語教育の基本的な事柄についてもお話しします。

担当 文化創造学専攻 書道専修 今井 弘昌
ご用意頂く備品 特に必要ありません。
講義番号 15
講義テーマ ハロウィンの/ハロウィーンの日に,くらげの/クラゲの/海月のお化けに仮装した!~日本語における表記法~
講義内容

漢字・平仮名・片仮名・ローマ字、句読点をはじめとする記号など日本語に用いられる文字の種類は実に多様です。私たちは,それらを使い分けて,日本語を表記していますが,ひとつひとつの言葉について,なぜそのように書くのか,必ずそのように書かなければならないのか,説明できる人は少ないでしょう。例えば,「さくら」と書くのに,「さくら・サクラ・桜・sakura」といった表記が見られますが,私たちはどのように書き分けているのでしょうか。使い方の基準はあるのでしょうか。そして,それは正しい書き方と言えるのでしょうか。これらの問いについて,日本語における文字種の特質を明らかにしながら,日本語表記の歴史をたどります。

担当 文化創造学専攻 書道専修 入江 さやか
ご用意頂く備品 プロジェクター・スクリーン(講義用パソコンは持参します)【8月9月2月3月限定の講座】
講義番号 16
講義テーマ あなたの国語力、書く・話す・表現する力を伸ばすには
講義内容

国語の力とはいったいどういうものなのでしょうか。国語の科目を学習していることは、何のためになっているのでしょうか。書くこと、話すこと、表現することにはどのような意義があるのかを日本語、日本文学を通して考え、その技術にも触れてお話しします。また、教師という職業についてもお話しをしたいと思います。一緒に日常の壁の外をのぞいてみましょう。

担当 文化創造学専攻 書道専修 大嶽 和好
ご用意頂く備品 プロジェクター・スクリーン(講義用パソコンは持参します) 【8月9月2月3月限定の講座】
講義番号 17
講義テーマ 相手をうごかす自己PR文~心にとどく文章の書き方~
講義内容

「相手の心にのこる自己PR文を書く力」は、入試に必要とされるだけでなく、社会で生きていくためにも欠かせません。けれども、読む人に好感を持ってもらおうとして、「きちんとした文章」を書こうとすると、どうしても他の人と似たり寄ったりの作品になりがちです。
わきまえるべき常識を踏まえながら、「自分らしさ」がしっかりにじみ出た文章。これを書くことは、ちょっと考えると難しく感じられます。しかし、僅かな工夫と短期間のトレーニングで、そういう文章を書く力を身につけることは可能です。
 本講座では、自己PR文を中心に、心にとどく文章の作成方法を学びます。自分の考えを「つたえる」だけでなく、読んだ相手を「うごかす」書き方をぜひ身につけてください。

担当 文化創造学専攻 非常勤講師  助川 幸逸郎
ご用意頂く備品 プロジェクター・スクリーン【8月9月2月3月限定の講座(土曜日除く)】
講義番号 18
講義テーマ 光源氏になってはいけない~王朝文学にまなぶキャリア形成~
講義内容

源氏物語の主人公、光源氏は、容貌・才能・身分、すべてにおいて傑出しています。にもかかわらず、彼の晩年は悲惨です。
光源氏に限らず、王朝物語の主要人物は「初期設定」の素晴らしさが、「末路」の幸福と結びつかない事例が多い。その理由を検討しながら、現代人がキャリア形成するにあたっておちいりがちな「罠」について考察します。

担当 文化創造学専攻 非常勤講師  助川 幸逸郎
ご用意頂く備品 プロジェクター、スクリーン【8月9月2月3月限定の講座】
講義番号 19
講義テーマ 村上春樹はなぜノーベル賞を取れないか~日本文学をわかると世界が見えてくる~
講義内容

村上春樹は、海外でも多くの読者に支持されています。その理由は、村上文学に「自分の問題」が書かれていると、世界中の「本好き」が感じるからのようです。「日本にしかない風俗や情緒が記されていて、エキゾチックな魅力がある」と思われているためではありません。
しかし、村上の小説のなかに異国のファンたちが見出す「共感ポイント」の多くは、村上のなかの「日本の伝統につながる部分」と深いかかわりがあります。村上文学の国際的な広まりの実情を分析することを通じ、「グローバル化の時代におけるローカルなものの意味」を考えます。

担当 文化創造学専攻 非常勤講師  助川 幸逸郎
ご用意頂く備品 プロジェクター、スクリーン【8月9月2月3月限定の講座】
講義番号 20
講義テーマ Playing with Words(英語単語の語彙力アップ)
講義内容

英語の語彙を覚えるのに苦労したことはありませんか?実は英語の語彙の多くはラテン語やギリシャ語が語源です。例えばbicycle はbi (二)とcycle(輪)で構成されています。このように漢字に似た部分があることを知ると、TOEICなどの試験で必要な語彙を覚えることが楽になります。この講義では、単語の語源を探ったり、長い単語を崩したり、「ことば」を覚える楽しさを提案します。

担当 文化創造学専攻 観光専修 山中 マーガレット
ご用意頂く備品 Each student should bring their E-J dictionary.
講義番号 21
講義テーマ ネット社会における知的財産権
講義内容

インターネットの急速な広がりによって、生活が豊かになったり、便利になったりする光の部分だけでなく、影の部分も顕著化してきています。その一つに知的財産権やプライバシーの侵害の問題があります。著作権者を侵害するような著作物の利用を行い、訴訟問題にまで発展するケースもあります。これからの情報社会を担う生徒に、他人の権利を侵害したり、自分の権利が侵害されたりすることがないよう、ワークショップを通じて知的財産権やプライバシーについて基本的な知識を説明します。

担当 デジタルアーカイブ専攻 久世 均
ご用意頂く備品 随時お問い合わせください。
講義番号 22
講義テーマ 大字作品を書こう
講義内容

「書のパフォーマンス」がマスコミを賑わして久しくなります。その活動性と共に書道の正統も踏まえた大字作品を学びます。漢字二字を全紙大の画仙紙に大筆を使用し、墨の潤滑・線の抑揚・紙面の調和などを考慮して、大字作品の表現方法について学習します。

担当 文化創造学専攻 書道専修 安藤 秀川
ご用意頂く備品 特にありません。
講義番号 23
講義テーマ 『文房四宝』を楽しもう
講義内容

筆・墨・硯・紙をはじめとした書道用具を「文房四宝」と言います。それぞれについてその種類を実物で紹介し、書道文化の゛華゛とも言われる「文房四宝」を鑑賞して、風雅な世界を楽しんでもらいます。そして墨と硯との相性・墨と紙との相性等について説明を受け、松煙墨を使用した一字書作品(半紙)を制作します。

担当 文化創造学専攻 書道専修 中根 海童
ご用意頂く備品 文鎮、下敷、水差し、スクリーン(講義用パソコン、プロジェクターは持参します)
講義番号 24
講義テーマ "受験を前にして"今、学ぶ意味と将来の学びへのつながり
講義内容

君たちの夢や目標の障害になっている「日本」という安定社会と親の錯覚を打破することから、いかなる学問分野を学ぶかが明白になる。21世紀に必要とされる職業とその学びの方法は君たちのもとに届いていない。そんな中、各々の高校で今、誰のために学ぶのか、自己の才能の再確認はどうすればいいのか、経済的な協力者である保護者とはなにを話すのかを先輩達の事例を使って説明します。

担当 杉山 博文
ご用意頂く備品 特にありません。