食育・教育
私たちの卒業研究を紹介します~Part 2~
私たちは「沖縄県の健康寿命の延伸」をテーマとして卒業研究に取り組んでいます。
沖縄県の健康に関する問題と食生活について文献調査をし、学生にもアンケートに協力してもらっています。
そこで
・なぜ野菜をあまり食べないのか?
・なぜ脂質摂取量が多いのか?
に問題を絞り、沖縄に戻って調査をします。
そして、それらを解決するための方法を地元の方々と一緒に考えます。
課題を解決するためには、その原因を探る必要があります。
その原因に合わせた解決方法をみなさんと一緒に考えることで、実行しやすい改善策を提案していきます。
7月1日OCランチで提供した米粉とうふもちもちパン改良!
大場研究室は、太田研究室と交互にオープンキャンパスで提供しているレシピを考えています。
7月1日のオープンキャンパスでは、写真のような「小麦・卵・乳(三大アレルゲン)を使わないけどカルシウムが摂れちゃうランチ」を提供しました。
本研究室では、小麦・卵・乳を使わない給食メニューを検討しており、今回は、小麦粉の代わりに「ホワイトソルガム粉(イネ科白高きびの一種)とカレー粉をつけて揚げた鯵のカレー揚げと小麦粉の代わりに岐阜県産ハツシモ100%の米粉と絹ごし豆腐、豆乳、ベーキングパウダーを使って焼いた「米粉とうふもちもちパン」をメニューに加えて提供しました。
来学してくださった高校生や保護者の方には、たくさんのご感想、ご意見をいただき、ありがとうございました。
パンとしては、表面が固く、ふわふわ感が当日は不足していたことから、後日レシピを改良しました。もっとパンらしくふわっとさせるため、ベーキングパウダーを加えるタイミングを変え、さらにベーキングパウダーの働きをよくするため、レモン汁を加え、生地をほんの少しだけ酸性にしたところ、提供時のもちもちパンよりふっくらと膨らみ、表面の硬さも軽減することができました。また、改良後の米粉とうふもちもちパンを提供できる機会があれば、召し上がっていただきたいと思います。(大場研究室)
第1回 『健康寿命を延ばす食教室』を開催!
本研究室は、山県市と連携し、健康寿命を延ばすための食教室を開催しています。山県市は、高血圧の方の割合が多いので高血圧予防を目的としています。減塩食に対して、「味が薄い」「まずい」といったイメージがあり、続けられない方が多いため、今回は、適塩と野菜摂取をテーマに~今から始める適塩教室!~を開催しました。参加者の方から「簡単にできる適塩方法を知れた」という意見をいただきました。今後も回数を重ね、少しでも地域に貢献できるように頑張ります。第2回は、親子教室を開催します。今回の反省を活かして、より良い食教室にしたいと思います。(藤田研究室 村松)
第1回健幸はつらつセミナーを開催
第1回目は、健康寿命や加齢に伴う身体の変化について説明しました。講義の中には、甘味、うま味、塩味、苦味、酸味の識別(五味識別)を取り入れ、自身の味覚を確認していただきました。最後に、運動を取り入れ、参加型のセミナーになるようにしました。参加者からは、健康寿命について知ることができた。少しでも健康で長生きできるように気をつけたい。といった意見を得ることができました。また、認知症予防について知りたい。等の意見もあり、次回のセミナー内容に追加したいと準備をすすめています。次回は、もっと参加者の方と積極的に関わりたいと思っています(笠井研究室・鈴木遥)。