健康栄養学科

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人に伝えるってむずかしい!!!

 令和元年からだ改善プロジェクト第3回目を実施しました。まず、前回の補足としてお菓子のエネルギー量や炭水化物量を説明しました。その後、今回のテーマであるカルシウムとビタミンDについて知ってもらい、それらを多く含む献立を参加者の皆さんと一緒に調理実習をしました。内容がより分かりやすく伝わるように動画を作成したり、説明するときの資料や話す速度、言葉使いなどを考える中で人に正しい知識を正確に伝えることの難しさを実感しました。

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 調理実習では、参加者の方に調理を通して野菜の加熱前と加熱後の量の変化や家庭ではしないような調理法、マヨネーズの量など知ってもらいたいことが多くありました。そのため、参加者の方がスムーズに実習できるように、先に自分たちで下処理をしたり、細かいレシピとは別に実習で行う手順だけを記載したレシピを作成したりしました。実習中には、「マヨネーズはこんなに少なくていいんだ」、「野菜はこんなに少なくなるんだ」などの声がきこえ、伝えたいことが伝えられたと感じました。一方で、調味料の準備不足があったり、手伝ってくれる同じ研究室のメンバーへの情報共有ができておらず、臨機応変に対応してもらうことがありました。そのため、時間に余裕を持った計画を立てて実行していくこと、気づいたことや受けたアドバイスを記録し、忘れていることはないか何度も確認していくことが大切だと学ぶことができました。参加者の方からは、「炭水化物を摂りすぎていたことが分かった」、「塩分の使い方について参考になりました」、「学生にわからない所を聞いたり、一緒にアイディアを出したりして話せたのが楽しく、勉強にもなりました」等のご感想をいただくことができ、参加者の方が楽しんで学ばれていたことが分かり、やってよかったと思いました。次回のセミナーでは反省点を活かし、より良い内容になるよう工夫したいと思います。(笠井研究室 今井 茜)

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