デジタルアーカイブ専攻

図書館司書コース

図書館司書とは

図書館は、記録された知識や情報を収集・整理・保存して、人々の要求に応じて提供することを目的とする機関です。
また、人々が集って新たな情報・知識を創造したり共有したりする場としての役割が図書館に求められるようになってきており、様々な活動が展開されています。

情報メディアが発達するにつれ、図書館は最新の情報技術を素早く取り入れてきました。
昔の記録を現在に伝え、現在の記録を未来に伝えながら文化、社会の発展に寄与する図書館を支えるのが図書館司書という専門職です。

本学では、図書館司書の資格が取得できるとともに、デジタルアーキビストの資格を取得することができます。
つまり、これからの図書館司書に求められる次のような能力を身につけることができるのです。
 ○所蔵している資料を適切にデジタル化する能力
 ○最初からデジタルで作成された信頼性の高い資料を収集する能力
 ○デジタル化された資料を利用者のニーズに合わせて提供する能力
 ○地域独自の情報資源を活用可能な形でデジタル発信する能力

これからの図書館に必要とされる人材
  =
図書館司書
デジタルアーキビスト

図書館司書とデジタルアーキビスト「どんなことができるの?」

図書館司書とデジタルアーキビストの両方の知識・技能をもつことで、図書館の専門職員として、所蔵資料のデジタル化も含めた、図書館資料の収集・保存・提供・資料の次世代への継承などを行うことができます。

現代社会では、様々な分野でデジタル化が進み、図書館においても情報処理能力が求められる時代になりました。各地の図書館で、情報やデジタルに強い図書館司書が求められています。

>>図書館に関する3つの資格を取得できます<<

これまで図書館司書に関する資格は司書資格と学校図書館司書教諭の2つでした。
しかし、学校教育における探究的な学習の重要性が増すに従い、情報センターとしての学校図書館に注目が集まり、2014年に学校司書配置を努力義務とする学校図書館法改正が行われました。2016年には文部科学省から新たに「学校司書モデルカリキュラム」が提示され、今後必要とされる専門職として学校司書が位置付けられています。
デジタルアーカイブ専攻では、このカリキュラムに準じた学校司書育成のためのプログラムを実施しています。

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学びのポイント「どんな学修をするの?」

図書館司書コースの授業では、教室で先生の授業を聞いて学ぶ机上の学修だけでなく、パソコンを利用してオンラインデータベースを検索したり、大学図書館で実際の業務を体験したり,自分で取り組む実習が多く、実践的な学修をします。

伝統的かつ現在でも主流な紙メディアとデジタルメディアのそれぞれの良さを知り、ICT機器を利用した効率的で正確な情報収集・組織化・提供ができる人材を育成します。

図書館活動演習Ⅰ・Ⅱ

図書館活動演習では、図書館に関する科目で学習する知識や技術について、実際に大学内図書館にて経験し、実務に不可欠な知識や心構えについて学んでいきます。

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一級製本技能士を招いての製本・修理講習会

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学生によるテーマ展示

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寄贈本の目録データ入手とリスト化

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ビブリオバトル

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製本・補修のための四ツ目綴じ