デジタルアーカイブ専攻

デジタルアーキビストコース

デジタルアーキビストとは?

デジタルアーキビストは情報社会が求める文化情報管理のプロフェッショナルです。
デジタル化についての知識と技術を学ぶだけでなく、著作権やプライバシーなどに配慮した、文化資料の記録・保存・管理を実践的に学びます。

デジタル・アーキビスト資格は、特定非営利活動法人日本デジタル・アーキビスト資格認定機構によって認定される資格であり、岐阜女子大学は認定養成機関に認定されています。岐阜女子大学では、必要な単位(必修6科目12単位、選択10科目20単位以上)を取得したのち、認定機構が科目試験に合格することによって取得できます。

詳しくは特定非営利活動法人日本デジタル・アーキビスト資格認定機構のHPへ

デジタルアーキビスト「どんなことができるの?」

デジタルアーキビストとは、文化資料等のデジタル化についての知識と技能を持ち合わせ、文化活動の基礎としての著作権・プライバシーを理解し、総合的な文化情報の収集・管理・保護・活用・創造を担当できる人のことです。
DX社会は、データとデジタル技術を活用する社会です。
データ活用のプロフェッショナルである「デジタルアーキビスト」は、正に求められる人材と言えます。

例えば、博物館や図書館では、所蔵している史料のデジタルアーカイブ化の分野での活躍、地方自治体や観光業界では、文化資源や地域資源のデジタルアーカイブ化の分野での活躍、学校では、電子教科書の制作や教材のデジタルアーカイブ化の分野での活躍が見込まれます。
また、近年、企業においても、デジタルアーカイブは注目されています。
企業にとって、自社の情報のデジタルアーカイブ化は宝の山を生み出します。
デジタルアーカイブ化されて整理された自社の情報を必要な時にみることができると、新製品の開発や企業イメージの発信、人材教育、問題解決のための資料として活用することができるようになるからです。

デジタルアーキビスト「何を学ぶの?」

具体的には「文化の理解」「デジタル化の技術」「法的理解と倫理」を基軸に学んでいきます。

1.文化の理解
各資料について文化的な価値判断をする能力が求められます。文化についての幅広い知識と自分の専門とする文化分野における深い理解と文化活動を支援する能力が必要です。
2.デジタル化の技術
情報の収集、記録、管理、利用さらに創作活動ができる多様な情報活用能力が求められます。デジタルアーカイブの作成には、文化活動、有形・無形文化財、技術の伝承などをデジタルデータとして記録することが必要です。また、記録した資料を管理するための様々な情報活用能力が要求されます。
3.法的理解と倫理
デジタルアーカイブの作成には、対象となる文化財や文化活動などの現物に関する対応の段階から、活用までの各段階において、常に著作権を始めとする知的財産権・個人情報保護法、プライバシーなどの理解と対処能力が要求されます。

最終的にはデジタルアーカイブ制作のコーディネートができるようになります。

国内最先端の「デジタルアーキビスト」養成機関です

発祥校ならではの先端カリキュラムで知識と技術を身につけられます。
また、本学では、デジタルアーキビス資格と、図書館司書・博物館学芸員・小・中・高校教員免許・上級情報処理士・旅行業務取扱管理者(総合・国内)などの資格免許を同時に取得することによって、活躍の場を広げることが出来ます。

文部科学省が全国の大学の中から厳選した現代的ニーズ取り組み支援プログラム(現代GP)として「デジタル・アーキビストの養成-文化情報の創造、 保護・管理、流通利用を支援する」で選定されました。このプログラムで培ってきた養成のノウハウを活かした指導を受けることができます。

さらに上をめざして

岐阜女子大学大学院 文化創造学研究は、上級デジタル・アーキビストの認定養成機関に指定されています。

大学院授業科目履修制度を活用すると、4年生から大学院の単位を10単位まで先に取得することができます。
そうすることで、大学を4年 + 大学院を1年 合計5年間 で大学院を卒業し、上級デジタル・アーキビストの資格も取得できます。