博物館学芸員コース
学芸員とは?
学芸員は、博物館資料の収集、保管、展示及び調査研究その他これと関連する事業を行う、「博物館法」に定められた博物館におかれる専門的職員です。(国家資格)
デジタルアーカイブ専攻では、現在、そしてこれからの博物館に必要とされる資料のデジタルアーカイブに関する企画、開発、運用ができる学修を行います。
さらに、大学4年間で、学芸員資格に加え、デジタルアーキビスト資格も併せて取得することができ、より専門的な知識を持った学芸員の学修ができます。
博物館やデジタルアーカイブの学修をすることで、普通に学芸員資格を持っている人、ではなく、実物資料とデジタル資料の取り扱いや展示やウェブサイトでの活用もできる学芸員になることができます。
学芸員+デジタルアーキビスト
これからの博物館に必要とされる人材
学芸員とデジタルアーキビスト「どんなことができるの?」
学芸員とデジタルアーキビストの両方の能力をもつことで、博物館の専門職員として、各種資料のデジタル化も含めた、収集・保存(保管)・展示・教育活動、研究などを行うことができます。
例えば・・・
歴史博物館では
⇒ 歴史、民俗、民族、考古、文学などの資料、古文書などのデジタルアーカイブ
美術館では
⇒ 古美術、西洋・東洋美術、近代美術など美術全般資料,絵画などのデジタルアーカイブ
動植物園・水族館では
⇒ 自然、地質、動物、植物などの資料のデジタルアーカイブ
科学館では
⇒ 科学、産業、天文(プラネタリウム)などの資料のデジタルアーカイブ
これからの博物館には、実物資料とデジタル資料の両方の保存や展示が求められており、デジタル資料を公開する「デジタルミュージアム」も登場しています。
学びのポイント「どんな学修をするの?」
授業では、教室で先生の授業を聞いて学ぶ机上の学修だけでなく、自分で取り組んでみる実習が多く、実践的な学修をします。
資料のデジタルアーカイブをするために、撮影や、データベース化などのデジタル資料の取り扱いの実習を行いますが、デジタル資料の取り扱いの前には、実物資料の取り扱いが必要です。そのため、実物資料の取り扱いの実習も取り入れています。
デジタル資料と実物資料の取り扱いを学ぶ、様々な実習
博物館の図録掲載資料の撮影実習
資料の撮影実習(ライティング)
学内スタジオでの映像撮影実習
博物館の電子リーフレット作成実習
実物資料の受入記録実習
紙資料の特性を学ぶ、製本実習
民俗資料調査
ワークショップ運営
博物館の見学実習
博物館や博物館関連施設への見学も行い、学芸員や研究員の先生のお話しを聞いたり、普段は入ることのできない資料の収蔵庫、一般公開前の展示室などを見ることができます。