授業レポート
図書館活動演習②書架整理
司書に関する授業は座学が多く、図書館に就職しても戸惑うことが多いです。
そこで大学附属図書館にて「図書館活動演習」を行うことで、授業で学んだ知識の再確認と技術の定着を目指します。
「書架整理」を行いましたので、その様子をお伝えします。
書架整理では、本棚に並んでいる本がちゃんと順番に並んでいるのかを確認し、違う場所に並んでいる図書は正しい場所に戻します。
また、背表紙や背ラベルが見にくくて利用者が探しにくくなっているものがあれば、修理のため、棚から出します。
本の正しい保管場所をさがします。
脚立もつかって全ての本をチェックします。
本好きの学生は整理ついでに棚に並んでいる本を開いてどんな本なのかなと見ていることもありました。
背表紙のタイトルが見えなくなっている本を見つけたり、違う場所に置かれている本を見つけたり、普段の図書館利用では体験しないような発見をしていました。
参加した学生からは
・シリーズ本のように背ラベルの通りに並ばない本があったりして、この並べ方でよいのか迷うところもありました。
・書架を見て回ることで同じようなテーマのいろいろな本がまとまっておかれていることを知ることができました。
・自分の読んだことのないたくさんの本があることを知って、もっと本を読みたいと思いました。
の感想がありました。
図書館にある本は時代を超えて多くの人に利用されるものであり、大切に使っていくものだということを知ることができたのではないかと思います。
デジタルアーカイブ専攻では図書館司書、学校司書、学校図書館司書教諭と、図書館に関する3つの資格すべてを取得することができます。
図書館活動演習①排架
デジタルアーカイブ専攻では図書館司書、学校司書、学校図書館司書教諭の資格を取得することができます。
司書に関する授業は座学が多く、図書館に就職しても戸惑うことが多いです。
そこで大学附属図書館にて「図書館活動演習」を行うことで、授業で学んだ知識の再確認と技術の定着を目指します。
今回はその活動のうちの1つ「排架」作業について紹介します。
返却本の排架では、利用者が返却した図書を書架に戻していきます。
きちんとあるべき場所に戻さないと次に利用したい人が探せなくなってしまい、困りますので、慎重に戻す場所を探します。
学生の排架の様子です。
戻せたら大学図書館司書の方に確認してもらいます。
館内案内をじっと見ながらどこに戻せばよいのか熟考している学生や、図書館を使い慣れているのかすんなり戻す場所を見つける学生もいました。
きちんと戻せて、司書さんから「正解!」と言われるとにっこり笑顔になっていました。
注意深く周りの棚も見ながら、その本がそこにあることが利用者にとって見つけやすいのかを考えることができたのではないでしょうか。
参加した学生からは
・展示用図書や新着図書のように通常の棚に排架しないものもあって注意が必要だと思いました。
・背ラベルをよく確認しなければいけないことに気づきました。
の感想があり、図書館や本にとって大切な「分類」について確認することができました。
今後は、書架整理や装備、テーマ展示などの活動を行います。
特別プロジェクトのカメラ講座 開催中!
デジタルアーカイブコースの実践授業「特別プロジェクト」では、今年度も2年生→1年生のカメラ講座を開催しています。
2年生は昨年度のカメラ講座を思い出しつつ、技術の復習を行います。
そして「もっとこうするといいのでは?」を盛り込んで講座の準備をしました。
今年度は、より技術が身につくように演習を増やしました。
また撮影した画像を見返して、振り返りができるようなレポート提出も用意しました。
今回はカメラ講座の第2回、レンズに関することを学んだ講座を紹介します。
なおカメラ講座では、
2年生は講義担当の4名と、補助担当の4名の、計8名が参加
1年生は前半後半に分けた16名が参加
と、撮影実習を行う授業ですが少人数グループにすることで、密を防ぎながら行うことが出来ています。。
まずは、2年生による説明です。
デジタル一眼レフカメラを触りながら、講座内容を確認していきます。
2年生がパワポをつかって説明しています。
フォーカスロックも学びました。
説明がおわったらお題(演習)の撮影実習に行きます。
この日は雨だったため、外での実習ができませんでした。
屋内で工夫して撮影しています。
望遠レンズと標準レンズの、画角の違いを確認中!
マニュアルフォーカスをつかって、トリック写真に挑戦しています。
(手前の学生の手のひらに、奥の学生が乗っている・・・な写真を撮影中)
分からないところは、補助担当の2年生が答えていきます。
なおこの間、講義担当の2年生は後半に向けて反省会を行いました。
今回のお題は
①同じ場所で、標準レンズ・望遠レンズで撮影して、画角の違いを確認する
②被写界深度の狭い望遠レンズを使って、ピントの合った画像を撮影する
③フォーカスロックを使って、手前にピントが合った画像、奥にピントがあった画像を撮影する
④被写界深度・ピント・レンズ・マニュアルフォーカスの総まとめとしてトリック写真を撮影する
でした。
撮影が終わったら、サーバへの画像保存、カメラの片付けを行います。
第2回のカメラ講座は以上です。
1年生は次週、撮影した画像を使ってレポートを作成します。
思い通りの画像を撮影できたでしょうか。
2年生は、後半の講座をしたあと、1年生が提出したレポートをチェックする作業があります。
講義の内容は伝わったか、1年生は理解できているのか、画像はちゃんと撮影できているのか、などを確認していきます。
1年生の成果からカメラ講座の運営について振り返りを行い、来年度の講座につないでいきます。
たった1年で大学院修了できます!「早期履修制度」
文化創造学専攻では、大学院授業科目の早期履修制度があります。
大学院 早期履修制度とは?
大学4年生になると、卒業研究と就活がメインとなります。
つまり大学の授業が少なくなり、時間に余裕がでてきます。
その時間を活用して、少し早めに大学院の授業を受けることができるのが「早期履修制度」です。
早期履修制度のメリットは?
早期履修制度を使うと、大学4年生の間に大学院の単位を最大10単位まで取得することができます。
そうすると、通常、大学院・修士課程は2年間在籍する必要がありますが、4年生のときに取得した10単位がありますので、1年間だけの在籍で卒業することができます。
つまり大学4年間+大学院1年間=たった5年間で大学院卒になれます。
またデジタルアーカイブ専攻では、資格「デジタルアーキビスト」の上位資格である「上級デジタルアーキビスト」の取得を目指せます。
デジタルアーカイブ制作能力を持った「デジタルアーキビスト」だけでも、これからの社会には十分なチカラですが、デジタルアーカイブの計画と指導能力といった高度な専門性を持った「上級デジタルアーキビスト」を取得することで、社会で指導する立場に・マネジメントができる人材を目指すことができます。
早期履修科目:デジタルアーカイブ特講Ⅰの授業の様子を見てみよう
こちらはデジタルアーカイブ特講Ⅰを4年生が受講している様子です。
デジタルアーカイブ特講Ⅰでは、本学顧問(元学長)である後藤忠彦先生から直接講義を受けることができます。
後藤先生は、資格「デジタルアーキビスト」を立ち上げられ、長年にわたりデジタルアーカイブ研究を行っていらっしゃった先生で、デジタルアーカイブの生き字引的な、大きな存在です!
デジタルアーカイブの歴史から始まり、デジタルアーカイブの現状や課題、デジタルアーカイブの利活用と評価について、後藤先生が自ら体験された貴重な話を聴講しました。
受講生からは、
・はじめは難しく思ったけど、何度も丁寧に説明していただけたので、デジタルアーカイブのこれまでと、これからを知ることができました。
・まだまだデジタルアーカイブについて学ぶことがあることを知りました。
との感想がありました。大学院でさらに学問を深めたいというモチベーションも上がったのではないでしょうか。
このような貴重な体験ができるのは、本学のデジタルアーカイブ専攻だけです。
司書の授業で電子書籍を作成しました!
図書館司書資格必修科目「図書館情報技術論」の授業で電子書籍を作成しました。
発表会の一部を動画にまとめましたので、ぜひご覧ください。