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わら葺き屋根の休憩所

上棟しました!-わら葺き屋根の休憩所

4月20日(日)大安、お天気にも恵まれ、無事上棟をすることが出来ました!

前日までに、総務の皆さんに協力して頂き、建て方の作業をするのに必要な足場を組み立てていただきました。部材を10号館から現場に運び、いよいよ建て方です。その前に今日ご指導を頂く棟梁の那須さんに、工事の安全を祈願して、お神酒とお塩で現場を清めていただきました。
まず柱から建てていきます。柱には「ほぞ」と呼ばれる凸の加工。土台にはほぞを入れる「ほぞ穴」の凹加工がしてあって、きちんと組み合わさるように、上から掛矢(かけや)で柱をたたきます。掛矢は大きな木槌のことです。
  
柱の上に梁をわたします。梁のほぞ穴の凹部分に、柱のほぞの凸部分が組み合わさるように掛矢でたたきます。高い足場の上での作業は、脚を踏ん張っていないと、バランスを崩します。
柱と梁をさらにしっかり取り付けるために、ボルトをさして工具で締め付けます。
束を建て、棟木を取り付けます。コーナーの斜め材である隅木をわたします。掛矢は重さがあるため、振り上げるのに力がいります。
屋根材を支える垂木を釘で取り付け、壁面を支える貫を柱にいれ、楔(くさび)を打ち込みました。
朝9時30分から作業を開始して、お昼休憩をはさんで15時には、無事上棟が終わりました。柱や梁の一本々を自分たちの手で組み上げて出来た達成感。棟梁の那須さん、土屋さん、ご指導ありがとうございました。
次回からいよいよ「かや」で屋根を葺きます!

建て方って?ーわら葺き屋根の休憩所ー

基礎のコンクリート工事も終わり、土台もすえつけ、いよいよ4月20日(日)大安、わら葺き屋根の休憩所の建て方(たてかた)を行い、上棟(じょうとう)します。(現在の様子)興味のある方は、大学へGO!
又5月18日(日)のオープンキャンパスでは、この休憩所のかや葺き作業が体験できます。是非、遊びに来てください!

<建築マメ知識Q&A>
Q:建て方(たてかた)って?


A:基礎コンクリートにすえつけた土台の上に柱を建て、梁(はり)や桁(けた)などを載せながら骨組みを組み立てていく作業です。

Q:上棟(じょうとう)って?
A:建物の一番高いところのことを棟(むね)といいます。この棟の横木=棟木まで建て方を行なうことを上棟(じょうとう)といいます。

Q:かやぶき???
A:タイトルはわら葺き屋根ですが、今回は「かや」で屋根を仕上げます。かやぶきは草で屋根を仕上げる代表的な例で、白川郷の合掌づくりの屋根です。

4月20日(日)晴れることを祈って、無事に上棟できるように!

わら葺き屋根の休憩所、建て方決定!

4月20日(日)大安、いよいよわら葺き屋根の休憩所の建て方を行います。春休みに、柱や梁の残っていた面取り加工も済ませ、現在入手困難になっている屋根材の"かや"の調達も終わりました。4月26日(土)から、かや葺き職人さんの指導の下、屋根を葺き始めます。 詳しい内容は、HPでも随時紹介していきますが、今までの作業内容をチェックしたい皆さんは、住居学専攻TOP-MENUのプロジェクトーわら葺き屋根の休憩所を是非見てください!

柱・梁の加工

2月6、7日、夏休みの作業で一部作業が完了していなかった柱と梁の加工を、棟梁の那須さんに来て頂き、指導をしていただきました。土台のほぞ加工も体験したのですが、やはり難しい!

角のみを使って"ほぞ穴"加工を行ないました。細かい部分は、のみで仕上げました。
斜めに切るのは難しいですが、のこぎりの扱いも、少しづつ上手になってきました。
カンナを使って柱の面取りも行ないました。のみの研ぎ方も教えていただきました。
加工した部材です。いよいよ建方です。

土台の取り付け

wara_dodai01.jpg 1月17日、この日は大変寒い一日でした。年末に仮組みを行なった土台を、基礎に取り付ける作業を行ないました。
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きれいにコンクリートが打ち上がった基礎に、土台を取り付けていきます。
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基礎と土台をつなぐ大切な役割をはたすアンカーボルト。土台に開けた穴の位置を確認しながら、慎重に作業を行いました。四隅に火打ち土台も取り付け、土台の据付工事が完了しました。