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第11回「わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト2019」入選作品と審査評の発表!

皆さん、こんにちは。

11月9日に、第11回「わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト2019」の本学にて表彰式を行いました。

表彰式後には、作品の中だけでは表現しきれなかった内容や制作上の苦労話もお聞きすることが出来ました。

入賞者・入選作品と審査評をご紹介いたします。(各賞内順不同)

また、2020年2月22日(土)、23日(日)岐阜柳ヶ瀬「てつめいギャラリー」にて展示予定です。

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A.技術・デザイン部門

特選 自然と巣と生きる家

髙橋 舞(静岡県立浜松工業高等学校) 

この作品は、"ペット"という存在から「自然」を、そして自然の中の住まいとしての「巣」という発想を得て『自然と巣と生きる家』へのリフォームを提案しています。ダイアグラムで分かりやすく表現されているように、床を削り土間と吹き抜け+格子床に置き換えることで、自然=光と風を家の中に取り込むとともに、これらの土間と吹き抜け+格子床によって、住空間を"適正な"大きさの空間=巣に分割されています。この考え方のユニークさと分かりやすさ、なおかつ図面としての表現力が秀逸であったこと、また実現できそうなリアリティが審査員の評価を得ました。

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建築士会賞 取り囲む洞窟の家  

平野 蕗奈(静岡県立浜松工業高等学校) 

この作品の特徴は、提案のダイナミックスさ、スケールの大きさです。既存の住宅に猫を中心に据え、住人も使える『Catave』と名付けられた、移動のための螺旋状空間を付け足すことで、住人と猫との繋がりをより濃いものにしようとする提案です。結果として、リビングは大きな吹き抜け空間となり、動きが出ました。吹き抜けのリビングにはキャットウォークが設けられ、廊下越しに一体化した空間となり、住人が手摺に持たれて猫の動きを眺める様子が目に浮かぶ、素晴らしい提案です。2階の平面形も大変良くなりました。

平野蕗菜様_CMYK.jpg

優秀賞Home for a loving Cat

安藤 颯馬(愛知県立一宮工業高等学校)

住宅では、バリアフリーが多く取り入れられ、段差解消を目指すのが一般的になっている今日だが、この作品はあえて住宅の内外に多くの段差を取り入れることで、アスレチック的な要素が含まれた、わくわくするような住宅になっています。構造材である柱や梁を活かしたキャットウォークやステップは猫が行き来するのが想像できます。

アイソメで描かれた内観パースや図面は見やすく、きれいに描かれているところも評価を得ました。プレゼンテーションとしてはもう少し着彩表現を工夫するとさらによい作品になったのではないでしょうか。

安藤颯馬様_CMYK.jpg

優秀賞ドッグフリー

所 楓夏(関市立関商工高等学校)

この作品は、犬にとって快適で自由な空間であれば、人にとっても、快適な生活空間になるリフォーム提案となっています。内部と外部のつながりに着目すると、犬専用の通用口(足洗い場付き)は、自由に外遊びをしやすくしており、さらに玄関を広くし、ホールからリビングへの距離を取ることで、見知らぬ人への犬の警戒心をやわらげます。また、客人を家のどこまで迎え入れるかの選択肢も広がります。一方、吹き抜けと庭へとつながる広々としたリビングは、制作者のねらい通り、犬と人、人と人のつながりもバリアフリー化することができる空間になっていることも、評価されました。

所楓夏様_CMYK.jpg

優秀賞(my)3 space

長谷川 南美(静岡県立科学技術高等学校)

住まいの中に大胆にキャットタワーのようなペットのための専用スペースを挿入し、時には人とペットのそれぞれの生活を尊重しつつも、一緒にいても居心地が良い住空間を提案した作品です。住空間全体の構成を示した断面パース、細部の細やかな配慮を行った提案のパースはとてもきれいで分かりやすく、審査員の高い評価を得ました。

リフォーム前の架構を活かしてどのようにペットルームを挿入するのかといったリフォームのリアリティ、タイトルの(my)3 spaceの読み方を含めた解説などがあるとさらに良かったのではないでしょうか。

長谷川南美様_CMYK.jpg

奨励賞緑ゆたかで 光にあふれた 土間のある家

日下部 桃花(愛知県立起工業高等学校)

「猫を飼うことになったら、どんなことをして過ごしたいか」そんな純粋な疑問から生まれたアイディアがうまく形になっていると思います。住まいの中央には、この住まいの一番のポイントとなる、人工芝が敷かれた土間と、大きなキャットタワーが設けられ、さらにその上部からはトップライト介して太陽の光が入ってきます。光にあふれた空間の中で、のんびり猫と"ひなたぼっこ"ができる、ペットと人が一緒にいても居心地が良い住空間が提案されています。南の和室が新たに増築されていますが、そこの部分の使い方の説明があるとさらに良いですね。

日下部桃花様_CMYK.jpg

奨励賞人と犬が共生できる家

武野 来実(愛知県立起工業高等学校)

この作品は、図面の表現、提案内容ともに『力みの無い』素直な好感のもてる作品です。

作者が、犬を家族の一員として大事にしようとする気持ちが良く伝わってきます。人間中心の現状である家に、どう手を加えれば自分達の生活も充実させ、人と犬とが共生出来るのか? 触れ合い時間を増やせるかを考え、サンルームの増築と、小間仕切りの撤去・大空間化、畳からフローリングへの床材の提案しています。更には玄関脇の洗い場・DK横のタイル張り犬用スペース等、現実味のある提案がなされ、素晴らしい作品になりました。

武野来実様_CMYK.jpg

B.アイディア・デザイン部門

優秀賞Relaxing Room

市川 心晶(静岡県立科学技術高等学校)

猫好きの作者が、猫の性格まで理解したうえでなされた何とも楽しげな、心温まる提案です。図面からは、作者が如何に熱心に取り組んだのかが、伝わってきます。実用的ではありますが『快適さに欠ける自室』を、猫と一緒に楽しく時間を過ごせるようにリフォームをしたい、という意思がはっきりと表現されています。部屋の中央にはトップライトを設け、太陽の光が差し込む明るい部屋。キャットタワーを中心に猫のための様々な橋・棚スペースが準備されています。作者はそれらを目を細めて眺めています。そんな楽しい提案になっています。

市川心晶様_CMYK.jpg

優秀賞ホップ ステップ ジャンプ

鈴木 紗来(静岡県立科学技術高等学校)

ペットとして飼う猫の行動をイメージしていたら部屋の壁や天井まで立体的に使うことを思いつき、そこから人も部屋を立体的に使うと空間を有効活用できることを発見した、という作品ですね。猫と人の動線を共有する箱階段のようなキャットキャビネットやハンギングチェアなど、姉妹と猫が空間を共有することで有効利用が図られ、そこでの生活も豊かで楽しいものになりそうです。そんな楽しいイメージを楽しんで画にしたことが伝わってくる楽しい作品です。細部まで描き込んだ画にも好感を持てました。これからも楽しんで空間を創造して下さい

鈴木紗来様_CMYK.jpg

優秀賞見つめる瞳は

高橋 唯(静岡県立科学技術高等学校)

この作品は、人もペットである猫もわくわくするような空間提案になっています。壁や床が水槽になっており、まるで水族館の中にいるようです。いつものんびり退屈そうにしていた猫を見て、魚を追い回したり、もっと元気に走りまわる姿を見たいという思いからアイディアが生まれたのでしょうか。水槽の中には猫が通れるトンネルや、レーザービームに切り替えられる照明などの細かいところまで具体的に提案されているのが面白いです。こんな空間が実現出来たら楽しいですね。また一点透視図法を用いたパースも丁寧に描かれており、高評価を得ました 高橋唯様_CMYK.jpg

優秀賞ひとときが記憶に

中野 峻太郎(静岡県立浜松工業高等学校)

五感と記憶の関係性から、ペットと共に暮らす限られた時間を、五感を通してより一層強く記憶にとどめておきたい、という発想からのリフォーム提案です。大きく間取りを変えることなく、おもちゃの壁面装飾(視覚)や天井からの音(聴覚)、遊んだり、触れ合う空間(触覚・嗅覚)、一緒に食事(味覚)と、ペットと過ごす何気ない行為の一つずつが、五感を通して記憶されていくアイディアは、ペットへの深い愛情を感じました。図面やパースは丁寧に描かれていますが、イラストには少し硬さが出てしまったのが残念でした。しかし、わかりやすく表現しようとする姿勢に、審査員の評価を得ました。

中野峻太郎様_CMYK.jpg

奨励賞愛犬の隠れ家 skip floor

大橋 真依(岐阜県立総合学園高等学校)

犬を飼っている実体験に基づく犬のお留守番に関わる問題点を解消するため、階段の踊り場の壁の向こう側に床を拡げるリフォームを提案した作品です。どうやってこのような空間を作るかは定かではありませんが、まさに犬と買い主にとって"夢の隠れ家"がダイナミックで色鮮やかな画で表現されています。紙面いっぱいをこれだけ大胆に使って画を描いた作者に脱帽です。また犬にとってだけでなく、災害が多発する今の日本を反映して、災害時の貯水のことも提案されているところにも好感が持てました。豊かな感性で楽しい空間をイメージすること、これからも続けて下さい。

大橋真依様_CMYK.jpg

奨励賞with you

篠田 泰成(岐阜県立岐阜工業高等学校)

ペットは大切な家族であり、人と同じように快適な住環境を提案したいという思いから、ペットの習性や行動から工夫を凝らした作品になっています。ペットが自由に行き来できるようにペットドアを設置したり、立体的な移動も可能になるようなキャットウォークを取り入れたりと、楽し気なアイディアながら非常に現実味が感じられます。人目線で建てられる住宅も、家族の一員であるペットの目線に立って計画していくと、人もペットも暮らしが豊かになりそうですね。

また、奥行き感のある手書きパースも上手く描けていることも評価しました。

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奨励賞Street of stray cats ~のらネコのがいろ~

清水 聖穏(愛知県立起工業高等学校)

人もネコもくつろげ、楽しくなるリビング空間の提案です。実際のリビング空間の問題点(物が多く雑然としている、壁面収納による圧迫感等)を解決し、人の周りをネコが動きまわれるよう、うまく表現されています。実際には飼いネコでありながら、のらネコのように自由気ままに動きまわるための装置は西洋の路地裏からのイメージで、リンゴの芯をモチーフにしたキャットタワーやゴミ箱の中をくぐるキャットウォークが壁面に設置されています。丁寧なパースからも、楽しげに遊んだり、まったりとお昼寝したりとネコの1日(昼と夜)の様子を眺めながら、癒され、くつろげる空間になっていることが伝わってきました。

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奨励賞猫と暮らす家

丹羽 ななみ(岐阜県立瑞浪高等学校)

私が大好きな猫と暮らすなら、こういう部屋でいっしょに暮らしたい!作者のそんな思いが一杯詰まった作品です。猫のストレスを減らす木の内装壁、四周を取り巻くキャットウォーク、段差をつけて飽きさせない工夫もされています。床には、きのこ型にデザインされたキャットタワー、猫用のミニハウス、壁には六角形でデザインされた棚にもなるキャットウォークなど取り付けられています。トイレは大きな切り株です。そして柔らかい光を放つブラケット照明。すべてがメルヘンの世界です。見る人を温かくする楽しい提案です。  丹羽ななみ様_CMYK.jpg

学校賞:静岡県立科学技術高等学校

受賞された皆さん、おめでとうございます! 20191111.jpg