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第10回「わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト2018」入選作品と審査評の発表!

皆さん、こんにちは。

11月11日に、第10回「わたしの住まいリフォーム・デザイン案コンテスト2018」の本学にて表彰式を行いました。

表彰式後には、作品の中だけでは表現しきれなかった内容や制作上の苦労話もお聞きすることが出来ました。

入賞者・入選作品と審査評をご紹介いたします。(各賞内順不同)

また、2019年2月16日(土)、17日(日)岐阜柳ヶ瀬「てつめいギャラリー」にて展示予定です。

コンテスト2018のポスター.jpgのサムネイル画像

A.技術・デザイン部門

建築士会賞 光あふれるガラス工房  

羽賀 諒子(岐阜県立可児工業高等学校) 

この作品は、このプランのままリフォームできてしまいそうな現実的な提案ですが、具体的な生活をイメージできているからこその細やかな配慮が高く評価されました。例えば、家族とお客さんの動線を分離しながらも、まだ小さい子ども達が必ずお店部分を通ることになる動線計画です。また2階の床を削ってバルコニーを設けることで寝室や子供室に開口を設け、採光や通風を確保している点も見逃せません。平面図やパースも分かりやすいものとなっていますが、断面図があると更に見る人の理解を助けられたかもしれません。

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優秀賞自然で学び舎

法月 はるね(静岡県立科学技術高等学校)

子供たちには、五感を使ってたくさんの自然に触れ、遊び、そしてその遊びの中から様々な事を学び、感性豊かな人になってほしい、そんな強い願いが込められた作品になっています。テレビゲーム、スマートフォンなどの普及や、安全面から、外遊びが減少している現代で、このような自然に触れ、遊ぶということはとても貴重な体験だと思います。木肌が見える現しの柱や梁などの躯体を、アスレチックのように活かし、とてもわくわくするような空間になっています。パース図に表現されている、手すり子や丸窓などのデザインは、日本らしさを感じ、細部にまでこだわった点が、高い評価につながりました。

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優秀賞造り酒屋がつなぐ大人のコミュニティ

玉城 アキオ(岐阜県立可児工業高等学校)

川原町には、古くは江戸時代からの町屋が軒を連ね、歴史ロマンを訪ねる観光客が多く訪れます。本計画は、川原町の文化と景観の保存を前提に、この雰囲気を何で、どう味わって貰うのが最高なのかを考え、地元の人たちと観光客、又観光客同士のコミュニケーションツールとして、岐阜の地酒を提供して大いに川原町を楽しんでもらおうという提案です。細い路地風の通路を奥へ進み、引き戸を開けると光を充分に取り込んだ開放的な中庭、その中庭に面してカウンターが設けられています。この中庭が本計画の中心になるもので、空間の演出も充分に考えられ、心穏やかな好ましい提案で情景も目に浮かんでくる良い作品です。

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優秀賞通り土間が人と人とをつなぐ家

石井 敦也(岐阜県立可児工業高等学校

川原町には、通り土間をもつ伝統的な町屋が軒を連ねています。この歴史的な町並みを生かした景観を求め訪れる観光客をも少なくありません。このような間口の狭い中で、伝統的なファサードに配慮し、かつ、家族の玄関と地域に開放した人々が気軽に利用できる空間のアプローチを分離し、プライバシーや家族の共同空間にも配慮した空間構成となっています。また、伝統的なファサードを活かすため、既存の棟とは直角に棟を配置し、高窓を装置して効果的に吹き抜けを配置するなど採光や通風にも配慮がなされています。加えて、壁面に珪藻土を利用して調湿にも配慮するなど設計意識の高さが評価されました。

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奨励賞『繋がる』喫茶店

塚原 佑斗(関市立関商工高等学校)

地域コミュニティーの拠点として、住宅に喫茶店を併用したプランです。通常だと、店舗とは別に住宅へのアプローチを設ける場合も多い中、奥の中庭で子供たちが遊ぶことを想定されているため、敢えて店舗の中を通って住戸に入る動線計画にもなっていますね。1階は店主と「繋がる」近さによって、店舗以外に中庭、LDと場所の選択がなされそうです。店舗の4人掛けテーブル3つの配置に、他のお客さんとの相席を促す目的もあるようで、「繋がる」ことを意識したデザイン案です。建物全体として、水周りは使い易くし、母屋の既存の構造を活かし、無理のないリフォームプラン構成にも好感が持てます。

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奨励賞傘が咲く茶屋

大高 明日香(静岡県立科学技術高等学校)

伝統文化の紹介と地域活性化を目指す茶屋を併設したリフォーム計画です。吹き抜けの空間を活かし天井に和傘の花を咲かせ、その傘が単にディスプレーにとどまらず、実際の雨や光を遮り、雨水も利用するという実用的な提案が、受賞の決め手となりました。傘の位置や高さもその時々で変化をさせ、雨粒の音だけではなく四季や天気の移り変わりを、傘を通して楽しむ空間は、とても情緒がありますね。また、イラストと色づかいから傘によって守られている安堵感というか優しさもこの茶屋に集まる人々を癒す空間になっていると思います。ただ、屋根伏図があると、もう少し分かりやすい図面になったと思います。

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B.アイディア・デザイン部門

優秀賞floral toilet

川添 瑞樹(愛知県立起工業高等学校)

この提案は「floral toilet」の題名のとおり、トイレが花柄を中心とした植物などに囲まれた空間となっています。用便を足せばよいという、実用的ではあるが殺風景で味気ないものとなっている現状のトイレに対して、その機能を見直しパウダールームとしての機能を充実させたものです。十分な広さを確保し、暖色系の花柄を基調としてつる性の植物や鳥かごなどを配して、一人のくつろぎ空間としても利用できる提案となっています。提案内容に加えてカーテン越しに見えるものの表現力の高さが評価されました。

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優秀賞海好き少年のMYPORT

後藤 沙月(岐阜県立大垣桜高等学校)

この作品には作者のメルヘンの世界が提案されています。何の不足もないと思われる現状のロフト付きベッドルーム。これを海とつながった水槽にすいすいと泳ぐ小魚たちと揺れる海藻のある波止場水族館のような夢の世界に変更。水槽にはハンモックよろしく小舟で夢を見ながら眠る作者。子供の頃に読んだ「不思議の国のアリス」よりメルヘンチックで優しく楽しい世界が提案されています。色使いも明るく、描かれているキャラクターも細部まで仕上げられており、見ていてとても癒されるホッコリとした作品となっています。

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優秀賞ひだまり

本間 巧夢(静岡県立浜松工業高等学校)

地域の人々のコミュニケーションの場となっていた、昔の日本の住宅に当たり前にあった「土間」。住宅の間取りやデザインも日々変化し、土間のある家はめっきり少なくなりました。近所づきあいが希薄になっている今日に「土間」を取り入れ、地域のコミュニケーションの場を提供しようとする、魅力ある自宅のリノベーション計画になっています。家族の趣味や経験を踏まえ計画された「土間」にあるファニチャーは、デザイン性にも優れ、かつ実用的で、インテリア計画もよく考えられています。全体として、画面構成やスケッチが分かりやすく、とても丁寧に仕上げてあります。 20181108-9 ひだまり.jpg

奨励賞Wood Entrance

大澤 李花(愛知県立起工業高等学校)

住宅の玄関はとても大切な空間でありながら、あまりリフォーム対象にならない空間ですね。確かに玄関が美しく整頓されていると、来客だけでなく住んでいる家族も気持ちよく過ごすことができますね。そんなことを再認識させてくれる作品です。玄関という限られたスペースの中に、見せる収納、隠す収納など、収納の仕方もよく考えて計画していますし、スケッチもとても分かりやすいものになっています。木製の収納ということで「wood Entrance」なのでしょうが、もう少し木の使い方について提案があるとより良かったのではないでしょうか。 20181108-10 wood.jpg

奨励賞The natural inside room

小川 裕加(愛知県立起工業高等学校)

作者の母親への感謝、家族の時間の大切さから発想された心和む、良い作品です。多くの家庭で普通に起きている事象に対して、「こうなれば良いのに」「こうすれば皆がハッピー」と言う素直な疑問を糸口に、料理を母親一人に頼るのではなく、家族みんなで会話を楽しみながら行う方法を提案しています。現状の問題点をしっかりと把握し、改良案を提案しています。図面のレイアウトも明快で、絵と説明文も解りやすく、好感が持てました。この案はアイディア・デザイン部門への応募ですが、インテリアも良く考えられており、実際にこのようなキッチンがあっても何ら不思議ではなく、非常に現実味のある提案です。 20181108-11 the natural.jpg

奨励賞JELLYFISH BATH

川口 菜月(愛知県立起工業高等学校)

「こころまで安らげる、見た目にも安らげるバスルーム」の提案です。自宅のバスルームは、シンプルで無駄のない、機能的で良いバスルームなのですが、作者はこころの安らぎ、見た目の安らぎと言う点で、少々不満を感じている様子で、この提案がなされています。  モチーフは「クラゲ」と「泡」です。窓には気泡をモチーフに泡水槽、床・壁・天井にはふわふわと泳ぎ回る可愛いクラゲ、想像するだけでも楽しくなります。更に「こころ落ち着く」青を基調に纏められたインテリアは、子ども達だけではなく充分大人達にも心安らぐバスルームとなることでしょう。動く可愛いインテリアの発想は、素晴らしいものです。 20181108-12 jelly.jpg

奨励賞2018年 音楽の旅

平光 祥太(岐阜県立岐阜工業高等学校)

好きな音楽にどっぷり浸れる秘密基地のような空間を使われていないガレージの地下に増築するという提案ですね。地下室の壁面全体が液晶画面になっているところが未来的で、さらにそれが場所を飛び越えて他の空間とつながることも想定されています。もしかしたら近い将来にこんな空間の使われ方が当たり前になるのかもと思わせてくれます。地上部分と地下部分はどのようにつながるのでしょうか?二つの空間をつなぐ空間についても提案があると更に魅力的な作品となったかもしれません。 20181108-13.jpg

奨励賞Sky-on-slope

渡邉 さくら(岐阜県立岐阜工業高等学校)

山の斜面を活かし、自然と共存する建築を考えた楽しい作品になっています。斜面を活かした室内は、スキップフロアのような空間になっているため、窓から取り込む景色はそれぞれ異なり、様々な景色を楽しむことができるのではないかとわくわくします。片流れの屋根には大きな天窓が設けられており、空を近くに感じることが出来そうです。その「空」をモチーフにしたインテリアにも、こだわりが感じられます。着彩の仕方や色合いも、自然の優しさや温かさが伝わる表現になっています。 20181108-14 sky.jpg
学校賞岐阜県立可児工業高等学校
受賞された皆さん、おめでとうございます! 20181111.JPG