長寿健康栄養学センター

新着情報

南瓜と大豆を組み合わせ!試してみたくなる調理実習に

 2019年度健幸はつらつセミナー第2回目を実施しました。糖尿病予防をテーマとした食事の工夫をお話しすると共に調理実習を行うことで、より分かりやすい食事指導を目指しました。今回は食物繊維、炭水化物が多い食材の利用、味の変化を楽しむ食事の3点について注目し、これらを踏まえた献立を作成しました。

 調理実習では食材選びや調理法のちょっとした工夫をご家庭でも試してみたいと感じてもらえるように、献立やレシピを試行錯誤しながら作成しました。大豆と南瓜のサラダは彩りをより良くするためトマトを飾り、カレー粉を加えたことで味に変化を持たせることが出来ました。また、黒ごまミルク寒天はより滑らかにするために黒練りごまに牛乳をよく混ぜてから使用しました。その他の料理についても味を調節したり、食材を変更したりと試作を重ねて献立を決定しました。

20191004健幸はつらつセミナー-1.png

 

これまで笠井研究室では調理実習を含めた栄養教室を2度行っており、その反省点を生かして作業工程を分かりやすくする事や同じ研究室のメンバーとの情報共有を早めに行った結果、落ち着いた状態でセミナーを始めることが出来ました。一方で、実習室の急須や湯のみを確認しておらず、当日に慌ててしまった点もありました。食材も含め使用器具や食器に至るまで把握しておくことがとても大切だと改めて感じました。

 アンケートでは参加者の方全員から調理実習の内容について家庭でも試してみたいと思ったという回答を得ることができました。特に、水煮の大豆を使用した南瓜サラダは「南瓜サラダに大豆を加える発想はなかった」「ハンバーグやポテトサラダに大豆を入れてもいいかも」などのお声を頂くことができ、考えてよかったなと思いました。

 セミナーの開催により、参加者の方の健康への意識付けを行うとともに、自身の成長にもつなげることが出来ました。今後もこの経験を生かしていきたいと思います。(笠井研 中村薫)

20191004健幸はつらつセミナー-2.png