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第1回短歌コンテストにむけて ~短歌茶話会~

今回、自治会が主催で「短歌コンテスト」を行います。なぜなら、短歌をすらすらと思いつく学生が表現力を生かして「今年教員採用試験に<合格>」し、それなら皆で一緒に表現力をつけようということになったので、計画しました。
 まず、そのためには先生方にもそのコツを教えてもらおうと、森洋子先生(初等教育学専攻教授)、歌人でもある鈴木泰恵先生(国語教育コース教授)、岡部明日香先生(同准教授)、の指導を受けました。
 森先生からの「今回の「愛」という大きなテーマに向き合い、この世に生をうけてから今まで生きてきた中で、あなた達がどれだけの愛を受けてきたかを思い浮かべてほしい」という言葉にまずは気持ちを高めて、歌を詠み始めました。
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茶話会の講評
まだやれる 君が言うから 頑張れる いつも感じる 友のあたたかさ(学生 落合)
 挫けそうになったとき、いつも励ましてくれる友の温かい心・温かな存在を詠いつつ、友への感謝も込めた素敵な歌ですね。初句と三句と、二回切れているので、やや流れが悪くなっています。少しだけ直してみましょう。
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まだやれると君が言うから頑張れる いつも感じる友のあたたかさ
「まだやれる」の後に「と」を入れるだけでも、三句切れの歌として、まとまりが出てきます。しかし、こんな鋭い意見が出てきました。
 学生:「君と友は同じ人です。なんか重複している感じがします」
 たしかに、三十一文字という短い定型詩のなかに、同じ人を二回詠み込むと、言葉の使い方としてもったいない感じがします。そこも少し改めてみましょう。
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「まだやれる」という言葉に励まされいつも感じる 友のあたたかさ
 鈴木先生:やや大きく変えてみました。こうしてみても、「まだやれる」が友の言葉であることはわかります。詠者は「まだやれる」を初句にもってきているので、大切な言葉なのでしょう。「 」を付けて、それを強調し、結句の前に空白を入れて、友の温かさをじんわりと感じている様子を出してみてもいいのではないでしょうか。短歌では、「情」を詠むことがとても大事です。そこに「景」も描くと、なおいいですね。たとえばこんなふうに、「言葉」の「葉」を活かして、「葉」が宙を舞い、陽ざしの温かさを含んで、詠者に届くという「景」を作ってみてはどうでしょう。
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「まだやれる」友の言葉は宙を舞い陽のぬくもりを含みて届く
 学生達からは「ほぉー」と歓声。
 茶話会に参加した学生は、それぞれの思いを句に託してコンテストに応募する作品を作りました。