健康栄養学科

カリキュラムの内容

本学科は下記の他に
生物・化学の基礎学力を育成するために・・・・・・「基礎化学」・「基礎生物」を開講しています。

↓下線部をクリックすると授業の様子がご覧いただけます。

専門基礎分野
社会・環境と科学 社会環境論 社会福祉学概論 公衆衛生学  他
人の構造と機能
・疾病の成り立ち
病態内科学Ⅰ・Ⅱ 生体防御論 解剖生理学
運動生理学 解剖生理学実験 臨床内科学実習 他
食べ物と健康 食品学総論 食品学各論 調理科学
食品衛生学実習 食品学実験 調理学実習Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ 他
専門分野
基礎栄養学 基礎栄養学Ⅰ・Ⅱ 栄養生理学実験
応用栄養学 ライフステージ栄養実習 栄養アセスメント論 実践栄養学他
公衆栄養学 公衆栄養学Ⅰ・Ⅱ 公衆栄養活動論 公衆栄養活動論実習
栄養教育論 栄養指導論 栄養カウンセリング論 栄養教育論実習Ⅰ・Ⅱ 他
臨床栄養学 臨床栄養学各論Ⅰ・Ⅱ 病態栄養管理 臨床栄養学実習Ⅰ・Ⅱ 他
給食経営管理論 給食管理 フードマネージメント実習 給食管理実習
臨地実習 介護福祉学実習 学校栄養教育実習 臨床栄養管理実習

解剖生理学実習

人体の内臓模型や骨格標本にてシュミレーションした上で、実験動物(ラット)を解剖し、各臓器の位置関係や形態を理解します。さらに、血液や発育鶏卵等を用いて、器官・組織・細胞との関連を学びます。感覚実験における味覚について、少し重点を置きます。実験課題ごとに準備する実験シートに書き込みながら進め、翌週に提出する形式とします。

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ラット解剖デモの様子

ラット解剖の様子

組織標本観察の様子

食品衛生学実習

食品の品質の変化に関する検査及び添加物の定量など理化学的検査を行い、食品衛生法で定める規格基準への適合状況を調べます。
また、食品の主要な危害要因である微生物を取り上げ、食品中に存在あるいは器具等に付着する微生物の検査を行います。これらの検査を通じて、食品が常に微生物によって汚染される可能性があることを理解します。

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微生物検査に取り組む

教員による演示を見入る学生

白金耳で画線培養を行う

食品学実験

この授業では食品に含まれる成分を測定し、食品の有する栄養性・機能性などを評価します。 この日は食品のラジカル補足性を分光光度計を用いて測定しました。

調理学実習Ⅱ

調理学実習Ⅰで学んだ基礎を踏まえて応用力を養い、調理を通して各食品素材の特性及び食文化への興味と理解を深めることを目的としています。
代表的な和食、洋食、中華料理が調理でき、日本の代表的な行事食(郷土食)を知り、調理ができるようにします。各自が献立を作成し、献立に沿った調理ができるようにします。

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初めてのアジの3枚おろしに挑戦中

調理の様子

西洋料理調理の様子

調理学実習Ⅲ

調理によって食品がどのように変化するのか、実習によってそのメカニズムを理解し、食品の調理特性にあった調理の知識と応用力を養います。
調理・加工をすることによって、工程中に起こる変化を科学的にとらえます。これまで学んだ内容をより深く理解します。

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調理Ⅲ起泡性.jpg ゼラチン実験.jpg
人参の物性測定中の様子 卵白の起泡性に関する実験:菜種法 ゼラチンに関する実験:加熱溶解中

栄養生理学実験

タンパク質の種類(動物性タンパク質・植物性タンパク質)と量が異なる食事が、タンパク質代謝に及ぼす影響について調べるため、尿中成分の測定を行って比較します。また血糖維持システムについて理解するために、食餌制限を行った動物を用いて血糖値測定や肝臓グリコーゲンの測定を行い、比較検討します。

実験の様子①.JPG 実験の様子②.JPG 実験結果まとめの様子.JPG
実験の様子1 実験の様子2 実験結果まとめ

ライフステージ栄養実習

「日本人の食事摂取基準」の考え方を基本に、各ライフステージや環境に適した栄養を考え、献立作成・調理実習により、それぞれのライフステージの栄養特性について理解を深めます。また、多様化する個人の栄養状態に適した献立作成能力を養います。

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調理実習の様子

試作献立評価の様子

出来上がった幼児食

公衆栄養活動論実習

公衆栄養活動論実習では、国や地方自治体の活動状況を把握し、保健所等の管理栄養士としての実践活動方法を修得することを目的としています。

対象者の実態把握と栄養指導 栄養指導案作成・発表

公衆栄養活動論の講義で学んだ知識を踏まえ、栄養指導計画・実施・評価、栄養調査・栄養指導の実際を学びます。

栄養教育論実習Ⅱ

実態把握に必要な基礎知識を基に、ライフステージ別(幼児・青年期・単身者)の問題点の発見、解析、指導計画(教材の作成、指導の技術)栄養指導の実施後、評価を行い、集団栄養教育の実際を総合的に学習します。

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模擬授業の様子1 模擬授業の様子2

臨床栄養学実習Ⅰ・Ⅱ

糖尿病、腎臓病など、さまざまな病状や栄養状態を把握した上で、栄養の評価・判定をし、具体的に栄養管理ができる力を身につけます。また、食品と医療品の相互作用なども理解し、 適切な献立作成や調理法が実践できる手法を習得します。 

嚥下困難食についての実習
 誤嚥予防のため、お茶や味噌汁に、とろみ調整剤や澱粉を使いとろみをつけています。  実際に試飲し、飲み込みやすさを比較中。聴診器で嚥下の音も聞いています。

このような実習により、臨床の現場(病院など)においてさまざまな疾病・障害をもった人々に対応した栄養ケアができる技術を学びます。

フードマネージメント実習

3年生の学生が2月~3月に管理栄養士国家試験の受験勉強中の4年生を応援するガンバレランチに授業の一環として取り組みます。
各グループ10~12名で先輩方の体調管理をサポートできる食事を提供します。マネージメント演習で作成した献立をもとに、発注・納品、在庫管理、衛生管理、提供、片付けまでを連続5日間行なう中で管理栄養士としての実践力を身に付けます。

調理の様子①.JPG 調理の様子②.JPG 配膳の様子.JPG
調理の様子1 調理の様子2 配膳の様子

給食管理実習

実習では約70食分の献立作成からから材料の発注や調理、予算管理などの事務処理など給食に関わる全てのことを学びます。

給食経営管理実習室です。
この実習室はドライシステムを導入しています。検収室・下処理室・洗浄室などがそれぞれ独立しています。
こちらは下処理室です。
調理台はドライシステムに対応して、下に水がこぼれないようになっています。
回転釜や炊飯器をはじめ最新の調理機器がそろっています。
オーブンには中心温度を記録できる機能がついています。
ブラストチラーは、加熱調理したものを急速に冷却することができます。
カウンターの向こうは食堂です。 管理栄養士専攻の3年生が作った「集団給食」を他の学生に食べてもらい、その評価から反省をし、実践を学んで行きます。
食べおわった食器はとなりの洗浄室へ。

介護福祉学実習(特別養護施設)(3年生:7~8月)

栄養管理部門の管理運営がどのように行われているか栄養管理の観点から学ぶことと、栄養・給食業務の意義や目的を理解し、給食業務のマネジメントについて実践の場で学ぶことを目的としています。

食事介助の中で食べやすい食事形態を確認 間食作りの中での栄養指導

学校栄養教育実習(小・中学校)(3年生:10~11月)

学校給食施設において、児童、生徒の成長・発育に応じた栄養管理がどのように行われているかを学びます。また、衛生管理面、更には正しい食習慣の形成により、児童・生徒の生涯にわたる健康管理の自己管理能力の育成について実践の場で学ぶことを目的としています。

授業での栄養指導 食事中の栄養指導

臨床栄養管理実習(病院)(4年生:5~7月)

臨床栄養学実習で修得した知識技術を生かし、実践活動の場での課題発見ならびに問題解決を通して、栄養評価・判定に基づく適切なマネジメントを行います。さらに、チーム医療の一員として参画することを目的としています。

診療録の読み取り 臨床検査についての研修