デジタルアーカイブ専攻

学びのポイントと資格・能力との関わり

学びのポイント

最新のデジタル技術とデジタルアーカイブを学び、 企業や自治体、図書館や博物館など、 幅広い分野で活かせる知識、資格を取得できる 日本で唯一の専攻です。.jpg

「デジタルアーカイブ」は、過去や現在の価値ある資料を役立てるために、映像や音声、テキスト、図形等をデジタルデータとして案内情報〔メタデータ〕をつけて保存・伝承し、国内・世界の利用者に発信し、資料の提示や知的生産に利用できる知識基盤社会を構成します。
今後、地域創生、観光、教育、産業、防災等に広く活用できます。

Point 1:これからの社会に役立つデジタルアーカイブ能力

デジタルアーカイブ能力とは、情報を収集、管理し、制作や提供を行うことができる力です。
そのため、資料の歴史、文化の調査や説明情報(メタデータ)の作成方法、撮影、WEBデザイン、3D表現、画像加工、データ分析など、多彩な講義と実習で学ぶことができます。 

こうした学びは、政府が推進する「DX」や「データサイエンス」にも関係します。
デジタル化による社会変革を意味する「DX」や、データを分析し価値を見出す「データサイエンス」は、理系をイメージされがちです。
でも実は、プログラムを組むような技術のみでなく、情報を適切にまとめ(収集、管理)、伝える(提供)「デジタルアーカイブ」能力も、必要とされます。

Point2:メタバースやドローンなど先端技術も身につける

デジタル社会が進化し続けている中、必要な知識や技術はいち早く大学の学びに取り入れています。

メタバースやドローンの活用なども授業の中で具体的に学べます。
そしてクラブ活動でスキルと実践力をつければ、ドローン操縦資格の取得も可能です。

Point3 :充実した資格取得のためのカリキュラム

デジタルアーキビスト、図書館司書、博物館学芸員、上級情報処理士の資格に必要な単位を、4年間で無理なく取得することができます。
また、デジタル・アーキビスト資格と併せて取得することで、近年、業界で求められている、情報処理能力を併せ持つ学芸員、図書館司書として活躍の場が広がります。資格取得はもちろん、採用試験も視野にいれた学習を行います。

Point4:リモートワークに対応できる人材になれる

事務処理系のアプリケーションの操作はもちろんのこと、一眼レフカメラを使った写真撮影や動画撮影・編集などの実践を、何度も授業の中で行います。現代社会では絶対必要な情報処理技術はしっかり身につきます。遠隔会議システムやクラウドを活用した授業も多く、リモートワークに対応していける人材になれます。

 

主要な資格・能力の紹介

デジタルアーキビスト・・・デジタルアーカイブのスペシャリスト

地域や学校・企業が持っている文化資源・教育資料・知的財産や社史を、デジタルアーカイブするために欠かせない資格・専門職です。デジタルアーカイブは、地方自治体の地方創生、教育・企業の発展、防災などに繋がります。デジタル化の技術だけでなく、情報を選定する能力や著作権などの対応、国内外に発信する力が必要です。

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図書館司書・・・図書館で働く、本のスペシャリスト

今、図書館そのものが社会の変化によって大きく変わろうとしています。デジタル化による地域資料の保存と活用は、図書館の主要な業務になりつつあります。本学で、図書館司書とデジタルアーキビストの学修をすることにより、図書館資料をデジタルアーカイブ化する能力を持つ新しい時代の図書館司書として活躍ができます。

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博物館学芸員・・・博物館で働く、文化財のスペシャリスト

これからの博物館で必要なデジタルアーカイブに関する企画・開発・運用ができる学修を行っています。博物館学芸員とデジタルアーキビストの学修をすることで、実物資料だけでなく、デジタル資料の取り扱いと、展示やウェブサイトでの活用ができる博物館学芸員として活躍ができます。

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メタバース利活用・・・メタバースの企画から構築まで担うスペシャリスト

2年生前期では、メタバースとは何か、またメタバース利活用の立案・計画の作成方法を授業で学びます。
そして2年生後期に、3Dモデリングの作成方法、メタバースでの構築方法を学びます。
またメタバースに興味がある学生は1年からメタバースクラブに所属しています。
先輩の指導のもとメタバーススキルを磨きつつ、いろんなメタバースに触れることで、どのように活用できるのかなどの学びを深めています。

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ドローン利活用・・・ドローン操縦と実践力を持った人材へ

1年生の必修科目でドローンに触れ、操縦する機会があり、学生全員がドローンに対する理解とその可能性を学修することができます。
2・3年生の授業では、ドローンによる新しい記録方法に取り組む活動を通して、ドローンを具体的、実践的に活用できるスキルや能力を学修します。
岐阜女子大学ドローンカレッジでのドローン資格の取得と共にドローンの利活用について理解を深め、社会の即戦力として活躍できる力を身につけます。

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編入学制度と大学院授業科目履修制度

3年次編入学制度 学部2年(+大学院)

本学では、短期大学、高等専門学校、専門学校を卒業された者又は卒業見込みの者などを対象とする3年次編入学制度を設けています。
本学が文部科学省の現代GP(現代的教育ニーズ取組支援プログラム)に「デジタル・アーキビストの養成」が選定されたことに伴うデジタル・アーキビスト資格、あるいは教員、博物館学芸員、図書館司書など各種の資格を取得させ、博物館、図書館、公文書館、学校、企業、メディアなど、広い分野で文化活動を支える人材の養成を推進しています。
そこで、本学部において、3年次編入学生が資格を取得するための、授業科目を用意しました。
しかし、3年次編入学生の場合には在学期間が2年という制約もあり、希望する資格を取得することが難しい場合がありますので、大学院文化創造学研究科への進学・修了に対する取組みも行っています。

大学院授業科目履修制度(学部4年+大学院1年)

岐阜女子大学大学院に入学を希望する大学の4年次に在学する者に対して、大学院の授業を早期に履修する機会を提供する制度です。
3年次終了時において卒業必修科目の単位を105単位以上修得し,優れた成績を上げていると認められると、4年次に大学院の単位を10単位まで早期履修することができます。これにより大学院は1年間、学部とあわせると5年間で修了することが可能になります。

メリット

  • 修士の学位が最短5年で取得できます。
  • スペシャリストとしてさらに高度な、上級デジタル・アーキビストの資格が取得できます。
  • 図書館司書、博物館学芸員などの資格単位もゆとりをもって取得できます。
  • 時間に余裕があるので他専攻の資格・講座にも参加できます。
  • 高等学校教諭一種免許状(情報)、デジタル・アーキビストの学部卒業で認定される資格も取得できます。

 

大学院 文化創造学研究科文化創造分野では、週1日の指定日に交通の便に優れた明徳町キャンパス(岐阜駅からバス5分)にて講義を行います。オンデマンドシステム(WEB利用)を利用して、できる時間に自宅で受講することもできます。 実習などの対面講義は土日、夏休みなどに集中的に行います。