デジタルアーカイブ専攻

授業レポート

LANケーブル作成実習を行いました

1年生前期には、「ネットワークと情報表現」の授業があります。
ネットワークの世界は目に見えないため、理解するのがとても難しいです。
でも大学生になると、デジタルアーカイブはもちろん、授業の課題作成やレポート提出など、さまざまな目的でネットワークを活用することになります。
ネットワークを活用する際に欠かせないのが「ネットワークプロトコル」です。
それを知らないままではトラブルがあったときに対処ができません。
そこで大学に入ってばかりである1年生前期に「ネットワークプロトコル」について学修していきます。

今回はネットワークに欠かせないLANケーブルを作成しました。
学生は、はじめての作業に困惑しながらも、がんばってコネクタにケーブルを差し込んでいました。
段々イライラする姿も・・・。
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かしめ工具で圧着して、テスターでランプが全部ついたときには、「きゃー!」と大喜びでした。
とてもとても大変でしたが、無事に完成したときにはスッキリして、楽しかったそうです。
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LANケーブル作成実習を体験した学生から感想をいただきました。
・もっと簡単に作れるものだと思っていました。
・とても難しく、それだけプロトコルが繊細なものなんだと感じました。
・8本のケーブルの順番を守らないと繋がらないことが良く分かりました。

新入生学修講座

新入生対象の学修講座を行いました。
新入生は、平日は、通常の講義がたくさんあるため、休日に開催しました。
今日の内容は、デジタルアーカイブの資料記録にも、就職活動の自己PR文の作成などにも必要になる文章力や語彙力増強の講座です。

はじめに、文章の構成のいろいろを学び、次に、一つの構成に沿った文章や語彙を考え、発表しました。

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それぞれ文章を考えています。

最後に少しだけ、グループに分かれて漢字トーナメントを行いました。先生は、優勝と準優勝のグループがきまったら終了!と思ったのですが・・・
「いや、最後まで漢字を考え続けましょうよ」
と言われてしまいました。簡単に終了しようとしてゴメンよ。

ということで、最後のグループが納得するまで漢字を考え続けて終了しました。

最後にお菓子で休憩☆

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これからもみんなで学んでいきましょう。

古文書整理作業をしました

デジタルアーカイブ専攻の博物館学芸員コースでは、デジタルアーカイブ資料の取り扱いと、展示やウェブサイトでの活用ができる学芸員の学修ができますが、デジタルアーカイブ資料の取り扱いの前には、もちろん実物資料の取り扱いの知識と経験が必要です。

そこで、毎年、春休みに、実物資料の取り扱いをじっくり学ぶ機会を設けています。

今年は、各務原市歴史民俗資料館に所蔵されている古文書や古記録の整理をお手伝いさせていただきました。
本学で学芸員資格を取得して、現在、各務原市歴史民俗資料館で勤務されている卒業生=学芸員の先輩も指導して下さいました。

古文書や古記録の様子を確認し、内容を読解し、記録カードに記していきます。

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古文書や古記録の様子を確認しています。

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読めない文字の読み方を先輩に教えてもらっています。

そして、学生協力のもと、クイズを考えてみました。
次の2つの写真、どちらが古文書や古記録の整理(取り扱い)としてふさわしいでしょうか?(どちらかはあえて駄目な感じにした写真です・・・)

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答えは簡単だと思いますが、なぜそうなのか?どうすればよいのか?
博物館学芸員コースでは、授業や実習の中で、答えはもちろん、その先の理論まで、先生と(場合によっては学芸員の先輩と)一緒に学ぶことができます。

博物館見学実習2019(後編)

博物館見学実習の2日目です!

☆ 東京都埋蔵文化財センター
2日目の午前は、東京都埋蔵文化財センターに行きました。

はじめに、会議室でセンターの概要について説明をうけました。
東京都全域の発掘調査機関であり、埋蔵文化財の管理と人々への普及といった博物館相当機関であり・・・と、両面で活動されている意義や課題について、みんな資料を見ながら熱心に聞いていました。

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説明後、木製品の処理の現場や収蔵庫を見学しました。
みんな、はじめての現場に緊張気味でしたが、クイズのような質問を交えながら面白く説明していただけたので、途中から楽しくなってきて、収蔵庫では爆笑する場面もありました。

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次に、展示室を見学しました。
展示は、体験展示が多数取り入れられていて、ハンズオン展示もいくつかありました。
土器を触ってみたり、土器を組み立てたり、どんぐりをすりつぶしたり、縄文人になったり、いろいろな体験が出来て、体験展示は楽しくて本当にいい展示方法なんだ!と実感したようです。

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DSC00189.jpg 土器を触る!

DSC00194.jpg 土器を組み立てる!

DSC00197.jpg どんぐりをすりつぶす!

DSC00213.jpg 縄文人になる!

☆印刷博物館
午後は印刷博物館に行きました。
印刷博物館は、「かんじる」プロローグ展示ソーン・「みつける」企画展示ゾーン・「わかる」総合展示ゾーン・「つくる」印刷工房の4つのキーワードに基づく展示がされています。

最初に、「かんじる」プロローグ展示ゾーンで、印刷文化の歴史について、岩や骨に記録されていた頃からデジタル時代の印刷に至るまで、壁面展示を辿りながら、詳しい説明をうけました。
ここでもハンズオン展示!ハンムラビ法典碑をおそるおそる触ってみたりしました。

「つくる」印刷工房では、工房内の見学ツアーに参加しました。
工房内の活字・印刷機の見学をしたり、栞の印刷体験をしました。

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DSC00244.jpg 栞の印刷体験!

☆すみだ北斎美術館
最終日はすみだ北斎美術館に行きました。
世界的にも評価の高い浮世絵師・葛飾北斎の美術館です。
美術館のある隅田は、生涯で90回以上も引っ越し(最大で1日3回引っ越し)した北斎が、そのほとんどを暮らした地です。

最初に、講座室で、美術館の成り立ち、建物の特長、北斎や浮世絵の説明をうけました。
また、美術館の一番のお宝資料の話や版元と絵師などの関係性の話など、さまざまな観点から説明をうけたことで、その後の展示見学で資料を見る目が養われました。

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すみだ北斎美術館を見学し、見学実習は無事終了しました。

見学実習を受け入れていただきました博物館、研究施設の関係者のみなさま、親切なご対応をいただき、ありがとうございました。

博物館見学実習2019(前編)

博物館学芸員資格取得を目指す学生たちは、春休みに2泊3日で、東京方面に博物館見学実習に行きます。

博物館へ見学に行くことは、学芸員の学修にとても大事なことで、先生も、はるか昔の○年前には博物館見学実習に行きました。
今年の見学実習先は4館+自由見学1館です。

☆ 国立科学博物館
初日は、国立科学博物館に行きました。
入口前で、デジタルアーカイブ専攻の井上先生に国立科学博物館の概要説明をしていただきました。
井上先生は、国立科学博物館で勤務されていたので、科博のウラからオモテからいろいろなことを教えて下さいました。

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午前中は、展示を見学しました。
国立科学博物館は日本館・地球館と2棟の建物でそれぞれ展示がされており、その他、地球館屋上にはスカイデッキ、ハーブガーデンなどもあり、井上先生の説明をヒントにみんな見学していました。

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午後は、地球館3階の講義室に集まって、国立科学博物館資源活用センターの池本センター長から、展示と情報化に関するお話しを聞きました。
とくに、国が博物館に求める役割や、今後の博物館は個々で活動するだけではなく、ネットワークを組んで活動することが必要とのお話しには、みんなすごい勢いでメモを取りながら聞き入っていました。

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1日目は以上で終了です。
近日、博物館見学実習2019(後編)として、2日目の様子をご報告します!