授業レポート
7月25日 文化創造学概論 ~第15回~ 「平安時代のトランスジェンダーが創造する文化 ~『とりかへばや』を読む~」
☆15人の美女による白熱教室☆
第15回目の白熱教室は、鈴木先生による「平安時代のトランスジェンダーが創造する文化 ~『とりかへばや』を読む~」です。
講義では、トランスジェンダーとは何かということについて学んだあと、先生の分かりやすくて面白い解説とともに、平安時代に書かれた男女入れ替わりの物語(女の子っぽい若君と男の子っぽい姫君の物語)である『とりかへばや』の本文と現代語訳を読みながら、物語の内容や平安時代の貴族社会における男女それぞれの文化について学びました。
また、鈴木先生による「とりかへばや度チェック」では、好きなものと言語の2種類の問題(全部で10問)のうち、選んだ方が女の子っぽいものなら0点、男の子っぽいものなら1点として合計点がいくつになるかで自分の「とりかへばや度」をチェックしました。
(「とりかへばや度」は男の子っぽいということだけでなく、常識にとらわれることが無いということでもあるそうです...)
「非常識なのも困りますが、この常識はちょっと変?どうして?と思うことが文学の感覚で文化の理解と創造につながります。この感覚は大切で、常識をちょっと疑う人がいるから世の中もちょっと変わるし、おかしいな?という感覚から文学や文化が生まれます。これは皆さんが生きていくうえで重要なことで、創造力の源にもなります。 ―by鈴木先生」
ということで、最後に、今回の課題に取り組んだところで本日の講義は終了です!みなさんお疲れ様でした!!
7月11日 文化創造学概論 ~第14回~ 「文化情報資源と図書館」
☆15人の美女による白熱教室☆
第14回目の白熱教室は、石原先生による「文化情報資源と図書館」です。
講義では、博物館や公文書館の資料と図書館の資料の種類の違いや、図書館の役割と図書館がなぜ必要かということなどについて学び「文化情報資源」とは何かということを知りました。
また、先生が今までに経験してきたことや、なぜ司書になったのか、なぜ大学の教員になったのかということについての話を聞いて、大学生活の中でやってみたい仕事や自分に合った仕事を見つけるためにどうしたらいいのかということを学びました。
ということで、最後に、今回の課題に取り組んだところで本日の講義は終了です!みなさんお疲れ様でした!!
7月4日 文化創造学概論 ~第13回~
第13回目は、岐阜新聞社の裁成人論説委員をゲストとしてお招きし、選挙で投票することについての講義をしていただきました。
選挙権が18歳以上に引き下げられたことをふまえ、選挙権がどんなものかということや、候補者の中から投票したい人をどう選ぶかということ、若者が投票する意義などについて新聞を読みながら学びました。
新聞は客観的に情報を伝えているということから、新聞を読んで様々な情報を知ることができ、候補者を選ぶ際に自分と同じような考えを持っている人、自分が「こうしてほしい!」と思っていることを実現してくれそうな人を選びやすくなるということを学びました。
(若い人たちが自分の意見に近い考えを持った人に投票することは、若い人たちの意見を反映させることにつながるということでした。)
ということで、最後に、今回の課題に取り組んだところで本日の講義は終了です!みなさんお疲れ様でした!!
※今回の講義の様子が7月5日の岐阜新聞(朝刊)に掲載されました!
6月27日 文化創造学概論 ~第12回~ 「選択と文化」
☆15人の美女による白熱教室☆
第12回目の白熱教室は、松家先生による「選択と文化」です。
講義では「選択」ということで、私たちにとって大きな選択の1つである「選挙」の仕組みや制度、今年の7月に選挙権が20歳以上から18歳以上に変わることから、なぜ18歳以上になったのかということなどについて学びました。
また、アメリカ大統領選挙を題材に、"トランプさんについての悪い情報とクリントンさんについての良い情報"が書いてある記事か、"トランプさんについての良い情報とクリントンさんについての悪い情報"が書いてある記事のどちらかを読んだり、自分で2人の人物について調べたりして、誰に投票したいかを考えました。この活動で「与えられた情報」「自分で調べた情報」「古い情報と新しい情報」「他の子との話し合い」で判断は変わるということを学びました。
「政治家は国民の代表、市民の声を聴くことが仕事なので私たちが声をあげるということが大切。その手段の1つが選挙です。皆さんにはその選挙という手段がもうすぐ目の前にあるということを頭の中に入れておいてほしいと思います。― by松家先生」
ということで、最後に、今回の課題に取り組んだところで本日の白熱教室は終了です!みなさんお疲れ様でした!!
6月20日 文化創造学概論 ~第11回~ 「伝統文化と先人の知恵 ~判じ絵~」
☆15人の美女による白熱教室☆
第11回目の白熱教室は、谷先生による「伝統文化と先人の知恵 ~判じ絵~」です。
昔の人たちの心や知恵などを知り、親しみを持つことは伝統文化を知る第1歩になります。今回の講義では、その知恵の1つである「判じ絵」がどんなものなのかということについて学びました。
「判じ絵」は、猿の絵に濁点を付けて"ざる"・桜の花の絵の真ん中だけ消して"皿"のように文字を絵で表現し、何と読むかを当てるクイズのようなものです。平安時代の「歌絵」や「葦手絵」がルーツで、江戸時代には庶民の間にも広がったものです。
ということで、実際にこの「判じ絵」をみんなで読んでみました!!
「水ぐわし(水菓子)かんがへ」を読み解いてみましたが、当時の言葉や当時親しまれていた果物などがあり、けっこう難しかったです!(水菓子とは果物のことです。)
また、「判じ絵」は遊びの1つとして親しまれていただけではなく、文字が読めない人たちに田植えの時期やお経など、生活の中で必要なことを伝える手段としても使われていたそうです。
最後に、今回の課題に取り組んだところで本日の白熱教室は終了です!みなさんお疲れ様でした!!
~おまけ 私も作ってみました!~
↓この絵はどんな言葉を表していると思いますか?
こたえ:象とリンゴの上だけ→「草履(ぞう・り)」