目的

 本研究科では,衣生活や住生活を中心にした「生活科学分野」と,食べ物と健康とのかかわりを探究する「応用栄養学分野」の二つに分かれています。衣服,住居,栄養・食品,生活スタイルなどについて,「健康・安全」「快適・利便」「ゆとり・豊かさ」「自己表現」などの視点から,生活や健康の質の向上を追求します。
このような理念のもとで,教育研究上の目的を二つ掲げます。

1. 生活の向上に係る諸問題を把握し解決できる能力を持った人材の養成
 人間生活を生活者の視点から科学的に分析,理解し,人間学に基づいて快適で健康な生活とは何かを考えるとともに,個人,家族,地域社会などさまざまなレベルにおける人間生活の諸問題を発見し,その解決に積極的に取り組む人材の養成をめざします。

2. 地域における課題分析と問題解決に積極的に取り組む人材の養成
 地域社会の要請にこたえて,地域が抱える衣・食・住を中心とした生活や健康の諸問題を研究課題とし,問題解決のための方法を立案し,地域社会や行政と連携を密にし,諸問題の解決に取り組むことができる能力を持った人材の養成を目指します。