農業研究会活動
農業研究会活動!~ひんここまつりに参加してきました~
農業研究会活動としての活動が始まりました。
4月13日には,第1回の全体会を開催。1年生から3年生までが集まり,今年の農業研究会の目標,「パズル~私んとっての稲作畑作は~」を決め,確認をとりました。ここに込めた願いは,「パズルは一つ一つのピースが組み合わさり,それらがつながって完成していく。まさに,農業研究会活動も同じ。」3つのつながり大事にした活動がしたい,という思いです。
①人とのつながり:様々な人々から学び,共に活動をする
②たてとよこ とのつながり:1~3年生までが,学年を超えてつながる
③将来へのつながり:活動を通して得た力や学びを将来の職に活かす
これらを大切にし,活動をしていきます!
このような目標のもと,15日には,農業研究会活動の1つの活動を行いました。農業研究会活動には,ひんここ研究会があります。
その活動として,「ひんここまつり」に参加してきました。この研究会の名前は,まさに今日,参加してきた「まつり」の名称からきています。本学に近い美濃市の大矢田神社にて行われるまつりです。このまつりは,国選択無形民俗文化財に指定されているもので,五穀豊穣を願う人形劇です。実際に目にして,地域の方々に様々にお話を伺い,そこに伝わる文化を学んできました。そして,これからも,学び深めていきます。
最後になりましたが,まつりに参加する前,そして本日も,この「ひんここまつり」やそれにまつわる「歴史・文化」を丁寧に教えていただきました大矢田神社の宮司様,そして本日,様々にお話をくださりお教えくださいました地域の皆様,大変ありがとうございました。
<ひんここ (人形劇)>
<人形劇を見入る学生>
<劇に登場した案山子のような棒あやつり人形>
あら起こしをしました!
4月1日に,今年度の田んぼでの活動が本格的にスタートしました。
秋に実る豊富な米を願い,そのための準備として土を起こしました。くわを持ち,自らの手で掘り進めました。
目標は20cm。土が掘れているように思っても,稲作のプロから見れば,まだまだ。
なかなか求める田んぼの姿までは到達が難しい!でも,目標の田んぼになるまで,作業を続けます!
<手で掘り始めました>
<掘り進めました>
今年の感謝を込めて収穫祭開催!
11月23日に,稲作研究会活動で,「収穫祭」を開催しました。
今年も無事に,「米」,「さつまいも」,「かぼちゃ」が収穫できました。
そこには,初等教育学専攻2・3年生が中心となった稲作研究会活動のメンバーの日々の世話はもちろん,
多くの皆様方のお力添えがありました。だからこその「収穫・豊作」となりました。
そのことに,「感謝」の気持ちをお伝えするために「収穫祭」を開催しました。
収穫祭には,1年間を通してお世話になりました農作業指導をしてくださった地域の方,かかしを一緒に作ってすずめから米を守ってくれた地域の方・小学生の皆さん,大学内にて細やかにいつもお力添えをいただきました職員の皆さま,をお招きしました。
当日は,お餅をついて食べたり,お米を玄米として食べたり,さつまいもをおにまんじゅうにして食べたりしました。約160名もの地域の方々にご参加いただき,一緒にお餅をつき,玄米のおにぎりを作り,おにまんじゅを作り,おいしくいただきました。美味しくいただく前には,このように収穫できた1年間の米作りの様子を子ども達に分かりやすく劇をしながら説明をしました。また,今のように,当たり前に白米で食べるお米と昔食べられていた玄米の違いを小学生の子に分かりやすく説明したり,たくさん収穫できるさつまいもの植え方を説明したりしました。さらには,「十日夜」という田の神に感謝する行事も劇や映像を交え紹介し,学生たち自身も,昔からの風習として新たな知識を身に付けることができました。
<収穫祭の様子1> <収穫祭の様子2>
<収穫祭の様子3> <収穫祭の様子4>
このような説明が小学生にできるのも,稲作研究会活動をとおして,学生皆で研究を重ねてきたからです。その成果を収穫際に表すことができました。
体験してきたからこそ伝えられることがたくさんありました。これが,「教師」としての人に何かを教える時の1つの方法であると身をもって学ぶことができました。
1年間を通して学び・体験し続けてきたからこそ,お米が収穫されるまでを子ども達に伝えることができたとともに,その中で様々な方々に支えられていたことを実感してきたからこそ,自然に「ありがとう」という思いが溢れ出し,お伝えしたいと思い,伝えることができました。
1年間を通して行ってきた稲作研究会活動の1年の大きな締めくくりの収穫祭を,皆様への感謝を示すことができた会となったこと,そして,このようにまとめをしていくことで,自分たちが何を体験し,学び取ってきたのかを整理する大きな機会となりました。この経験を,教師となるための力としていきます。
最後になりましたが,これまで支えてくださった全ての皆様に,感謝いたします。ありがとうございました。
教員としての力をつけるために ~稲作~
自分たちの手で行っているお米作り。
教員になったときに、子ども達に正しい知識を伝え、一緒に作業ができるよう、日々取り組んでいます。
この活動を行う中で、毎年、近隣の小学生とかかし作りを行っています。
出前講座という形で学生が小学校に行き、かかしの意味を話したりアイデアいっぱいのかかしを児童と一緒に作ったりしています。
今年も3年生の図工の授業で、約60人の児童と12本のかかしを作ることができました。
この中で、学生は「どのように話すと分かりやすいか」を考えて準備し、子どもと関わることで子ども理解を深めていきます。
<かかしについて分かりやすく説明> <個性豊かなかかしができました>
さらに、稲作に携わっている学生全員が参加する全体会を定期的に開き、進捗を報告したり、次の予定・計画について共有したりしています。
これも、設定した時間の中で何をどのように話すかを考えて資料を作ること、分かりやすく話すことといった、教員に必要な力を養うことに繋がっています。
<資料を見せて説明する学生代表>
地元の小学校で「米づくり」の出前授業を行いました。
稲作研究会の2・3年生の学生が、岐阜市立三輪南小学校から依頼され、小学5年生の子どもたちに、米作りの歩みについての「出前授業」を5月25日(木)に行いました。
初等教育学専攻の学生が、これまで稲作研究会で稲作活動に取り組んできた経験を生かし、子どもたちに稲作の進め方を解説しました。昨年度の収穫祭で発表した内容や資料等も活用し、手製の「稲作こよみ」を示しながら、米作りの主な活動を劇やクイズも交えて紹介していきました。これから田植えに取り組む子どもたちが苗にふれ、意欲を高める場も設けました。
学生による出前授業の後、子どもたちから意見や感想が発表されました。「米作りに必要な活動がよくわかった。」「どのように稲作を進めるのか劇で説明したり、クイズで基本的なことを聞いたりして、楽しく学べた。」などの声があり、手応えを感じました。
経験や知識を、子どもたちにわかりやすく伝える方法を実践的に学ぶことができました。