衣食住生活研究センター

概要

新しい家政学を実践し、家庭生活からより広い生活環境全般における総合的な生活科学を研究しています。これによって個人、家族、コミュニティにおける生活がより快適で幸福なものになることを目ざしています。
衣食住生活研究センターは3つの研究部門からなり、衣生活に関する研究部門は生活科学科生活科学専攻、食生活に関する研究部門は健康栄養学科、住生活に関する研究部門は生活科学科住居学専攻がそれぞれ担当します。所属する教員は、各学科・専攻の特色を生かして教育・研究を実践します。

活動報告

各部門が設立目的に基づき、さまざまな活動をしています。

衣生活部門

1.ECO+ものプロジェクト
生活科学専攻では中学校、高等学校の家庭科教員資格の取得を目指す学生が多く在籍しているため、本プロジェクトで実践的な体験をし、教員としての必要な知識と技術、資質の修得と、賢く豊かな生活を営むための技能の修得につなげています。

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製作アドバイスの様子 製作した作品展示

2.地域連携
隣接する山県市には「伊自良大実」という品種の柿があり、柿渋を作る材料として使われていましたが、需要の減少により連柿(干し柿)の生産に移り変わってきた背景があります。「伊自良大実」の歴史、特徴、他の柿渋との違いから特徴を生かしたインテリア小物やバッグ等学生のアイディアを生かした作品を作成し、特産品の提案をしています。

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柿渋染体験 製作した作務衣

食生活部門

1.地域連携
近隣の市町や企業からの依頼を受け、地域特産物の新しい活用法を模索し、若い世代ならではの視点から新商品開発や健康志向に応えるメニュー考案をしています。

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商品化できたキャンディ 考案した低糖質タルト

2.学園祭出展
毎年地産地消をテーマにしたミニ懐石の提供とパネル発表をしています。この活動は、学科の学生が主体となって運営している食物栄養学会の行事として実施し、地域の方々や学園祭にお越しいただいた方々には大変好評をいただいています。テーマや使用する材料を決定することはもちろんのこと、いかに楽しんでいただけるか試行錯誤しながら作製していきます。実際は小グループに分かれて活動しますが、8ヵ月間、グループごとにコミュニケーションを取りながら、今まで学修したことを活用して作り上げます。
ミニ懐石では学内で採取できる八重桜を皮切りに、たらの芽、筍、梅、ブルーベリー、栗などを学生自ら収穫し、下準備をし、保存して学園祭に備えます。

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八重桜の保存処理 筍の処理 ミニ懐石

住生活部門

1.特別プロジェクト
キャンパス内には住居学専攻の学生が主体となって設計・施工した建物がいくつかあります。学生が実践的な設計・施工技術を学ぶ主目的をもちますが、完成した建築物は実際の利用に供されると同時に、下級学年にとっては身近で極めて有益な教材になっています。また、老朽化した大学施設のリフォームも手掛け、時代に即した企画を実施しています。この活動を通じて、学生は実社会を類似的に体験し、必要なコミュニケーションスキルも修得しています。

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災害時浴室棟: 風呂釜施工 1号館トイレリフォーム:プレゼンシート 学生寮:内装リフォーム

2.地域連携
近隣市町と連携し、地方創生加速化交付金事業の対象である「観光フロンティア市場化事業」により、女子大生のセンスを取り入れ、潜在的魅力と問題点を探り、改善整備の方向性を提起しています。そのほか、深刻化する空き家の増加と人口減少に対応し、若い世代の移住・定住を促進するために、産官学金の四者の連携協定を結び空き家のリノベーションを進めています。

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観光拠点の潜在的魅力と問題点 空き家の現地調査 提案したリノベーション案

研究報告

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衣食住生活研究
衣食住生活 研究・活動レポート
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